阪神タイガース、2015年シーズン、8月までは優勝狙える位置にいたのですが終盤になってやはりというべき失速を見せてくれた阪神。
終わってみると3位。最後広島東洋カープとの順位争いを制したのはさすがですが、夏場の失速はここ数年のお家芸になってしまいました。和田監督も4年間の成績は悪くはなかったのですが勝ち切れず、次は人気の金本監督就任が決定します。
いまのところ選手よりも監督が目立っている状況ですが、金本監督にかわりチームの雰囲気が変わってきたとの声も聞こえています。
というわけで阪神タイガースの契約更改。退団については大きなところでマートン選手の退団が決定、オ・スンファン投手はメジャー挑戦でおそらく退団。残った選手の年俸がどうなるのか? どう分配されるのか? というのを見るのもオフシーズン、ストーブリーグの楽しみであります。
銭もとい、戦闘力の高い福留選手や3年連続二桁でエースとなった藤浪投手など注目の選手も多いです。タイガースの主に一軍でプレイした主力選手の契約更改について、短評を交えながら感想を述べていきます。なお年俸は報道発表による推定です m(_ _)m
打者(野手)から見ていきましょう。
打者編 阪神タイガース野手の契約更改
鳥谷 敬 内野手 4億 現状維持
鳥谷選手、2015年はメジャー挑戦せずに5年契約という大型契約を結びました。怪我により不調にも見えましたが、フルイニング出場を継続。打率.281はさすがです。しかし重用されてきた理由の一つである守備指標が軒並み低下しています。14エラーは鳥谷らしくない。ゴールデングラブ賞も正直、坂本が取るべきだと思ってます。
きっちりケアして来年に備えて、長くショートの座を守ってほしいですね。
ゴメス 内野手 2億 現状維持
ゴメス選手も全試合出場。2年目の今年少し成績を落としていただけに契約がどうなるか注目されていましたが、球団からは延長の選択があった模様。現状維持であらたに契約を結び直してます。来季は今年を上回る活躍を期待です。
西岡 剛 内野手 10800万 -7200万
メジャー帰りで阪神に入団した西岡選手、3年間予定ほど結果がでず減額制限いっぱいの7200万円ダウンです。怪我もあり不運な面も見られましたが、もう一度二塁手で輝く天才の姿がみたい。自信があるようなので楽しみ。
福留 孝介 外野手 2億 +5000万
これから交渉。現状1億5000万からどうなるのか?
打者でも最も注目されるのが福留孝介。正直今年はなくてはならない存在でした。異常なまでの勝負強さは健在です。契約最終年に活躍して戦闘する男。今オフ色々な意味で注目を集める契約更改です。
→ 福留選手!更改されました。単年2億・・・。
あれ?戦闘力落ちてる? やはり過去の年がまずかったか、意外な結果です。妥当であるともいえます。
大和 外野手 6500万 -1200万
大和選手。減棒です。守備ではなくてはならない存在、ものすごい守備範囲です。球界随一といっても良い外野守備。しかし打撃があまり良くありませんでした。打率は大きくさげた.223。もう少し欲しいところですね。ちょっと厳しいような気もしますが来季に取り返して欲しいです。
鶴岡 一成 捕手 4200万 +400万
鶴岡一成選手は年俸アップでの契約更改です。今期は70試合出場、スタメンマスク54試合が評価されたようです。藤浪とのコンビがかなり良かった印象です。まだタイガースの正捕手は決まりではない。梅野に伝えることがたくさんあるということで来シーズンも活躍を期待します。それにしてもFAをまた取得したんですね。阪神残留ということですけど凄い。
今成 亮太 内野手 4000万 400万
日本ハムから阪神にやってきた今成選手。怪我の影響で長期離脱もありましたが、コツコツと活躍を重ねた今年も年俸増加を勝ち取っています。つぎなる目標は便利屋からの脱却です。先日関西圏のTVでも放送されていましたが、監督から直に指摘される状況。新外国人ヘイグの加入などで激化はしていますが、果敢に挑戦して欲しいです。
俊介 外野手 2500万 -200万
俊介選手は微増。2015年は主に守備固めでの出場でした。試合数は増えてますがスタメンが減っており微増となりました。なくてはならない存在ではあるのですが、スタメンとして一歩抜き出るためにも打棒を鍛えてほしいところです。
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坂 克彦 内野手 2300万 現状維持
今年出場試合数が減った坂選手ですが、役割を果たしているとの評価で現状維持となりました。阪神のこのあたりの選手、いやチーム全体の課題ですがバッティングがもう少し。来年はそのあたり期待したいです。監督が変わればなんとかなるでしょうか?
梅野 隆太郎 捕手 1500万 -300万
昨年は92試合に出場し、タイガースのこれからを担う捕手として期待されていた梅野選手ですが、今年はなんと出場試合数が減ってしまいました。ともなって厳しい300万円ダウンです。正捕手になるべき、年齢的に一番近いとはいえまだ確約されている状態ではないという球団の熱い思いを感じるよう。
江越 大賀 外野手 1600万 +600万
タイガースにとって明るい材料だった一人、江越選手。今年は56試合への出場。勝負どころでの活躍もかなり印象強かったです。なんといっても嬉しいところは長打力、ホームランもきっちり5本打ってるんですよね。 和製大砲になれる存在、他球団の外野手たちに負けない才能を持っていると思います。
ペレス 外野手 2000万 +1000万
シーズン途中にBCリーグ石川から入団したネルソン・ペレス。一軍では3試合ノーヒットでしたが、ファームでは14本塁打という結果を残しています。年俸も2000万という形で残留が決まりました。来季は一軍で活躍する姿、マートンがいなくなった変わりが務まるか? 楽しみですね。
伊藤 隼太 外野手 1700万 200万
2011年ドラフト1位 伊藤隼太選手。今期も実力の片鱗を魅せつける活躍がありました。しかし怪我に泣き、シーズン通した活躍にはなりませんでした。それでも200万円増でのサインです。伊藤選手にとってもマートン不在で空いたポジションに入るチャンス。入るべき一番手だと思います。さらに飛躍を期待です。
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こうしてみるとマートンが浮いて、西岡選手が下がり打者の年俸はそれほど高騰していないように見えます。誰しもにチャンスが生まれた来季が楽しみです。
投手編 ~ 阪神タイガースピッチャーの契約更改
藤川 球児 投手 2億
今シーズンは日本球界へ復帰も、高知ダイヤモンドドッグスという四国ILのチームへの加入で調整的な一年となった藤川球児投手。当然のように阪神復帰ですが、予想外に驚いたのはその年俸。2年4億という報道がありました。
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メッセンジャー 投手
これから交渉です。
残留が決まっているメッセンジャー投手。今シーズンは2億5千万でした。不安定なところを見せましたが長年の活躍を加味した年俸となるのか? 楽しみです。
福原 忍 投手 1億5000万 +3000万
福原忍投手はさすがです。今年も60試合以上登板ということでなんと39歳にして自己最高年俸を手にすることになりました。
2007年に1億3000万円以来、その後2011年シーズンには3600万まで下がりましたが、中継ぎとして極意をつかんだのか10シーズンぶりに自己最高年俸を更新することになりました。ほんとうにすばらしいですね。
能見 篤史 投手 1億4000万 現状維持
能見選手は今期11勝13敗。前半調子わるかったですが、後半に持ち直して5分近い成績に滑り込みました。3年契約を結んでおり2年目。来年は監督からの期待も大きいようでもっと球速があがるとか言われているようです(笑)
もちろんもっと出来ると思います。来年こそは二桁勝ったうえでの勝ち越しを期待します。
藤浪 晋太郎 投手 1億7000万 +8500万
これから交渉です。注目の藤浪晋太郎投手の契約更改。なんと入団以来3年連続の二桁勝利に奪三振王ですからね。大谷翔平投手の2億円と比較してどのようになるのか?楽しみです。
予想は1億7千万くらい。ただ菅野や則本のことを考えるとどうかな?という思いもありますけど、阪神なら藤浪にポーンとだすんじゃないか?という期待を込めて。
→12/19 契約更改されました。
1億7000万ジャスト。予想があたりました!スゲー! 球団としてはかなりの高評価だと思います。来年も大谷から離れぬよう、場合によっては抜かすくらいのポテンシャルがあると思いますので頑張ってほしいですね。
榎田 大樹 投手 3200万 -400万
今季は8試合の登板にとどまった阪神榎田投手。400万円減額の3200万でした。もっと出来る選手だと思うのですが、先発・中継ぎどちらもはまりきらない感じです。来年はもっと活躍してほしい選手の一人です。
岩田 稔 投手 6800万 +800万
これから交渉です。現在6000万。8勝10敗とローテションは守った形がどうひょうかされるか?
→契約更改しました。6800万で更改です。以外なほど年俸が低いのが岩田投手ですね。キャリア最高年俸とは言えもうちょっと評価されてもいいように思いますが。
安藤 優也 投手 8200万 -300万
これから交渉です。8500万。3年連続50試合登板、一歳上の福原忍投手とともにベテランコンビでリリーフ陣を支えました。
→契約更改しました。
50試合以上登板したものの印象が悪かったのかなんと300万のダウンです。
筒井 和也 投手 2200万 -300万
今季は6試合の登板、300万の減となってしまいました。
岩崎 優 投手 2000万 +500万
今季は途中から先発ローテーションの一角を担った岩崎投手。3勝10敗と数字は出ていませんが、惜しかった試合も多かったため内容を評価されての増額です。来季もっと勝ちが伸びそうと期待している選手です。
歳内 宏明 投手 1600万 +500万
今季29試合登板、成績もよかった歳内投手は当然の増額でした。来年はフルシーズンで一軍入りしそうな選手ですね。
松田 遼馬 投手 1200万 +160万
松田遼馬投手は30試合登板。防御率はよくなかったです。持っている球はものすごいのでさらなる活躍を期待です。
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★2016年シーズンの各球団の契約更改情報