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Squier ストラトキャスター シリーズ毎の特徴と仕様の違い ~ 材・フレット数など比較表

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Squier はFenderの廉価版ブランドだ。安くてそこそこの品質のギターが手に入る。

そこそこというのは値段の割に悪いということがないと言う意味だ。Fender系モデルを低予算で探すならSquierで良いだろうと思っている。

ストラト、ジャズマスター、テレキャスター、ムスタング等々様々なFender系モデルが用意されている。欲しいけど本家に手を出す予算はないって時の第一候補だろう。

さらに一つのモデルでも様々なシリーズによって違いある。低予算系のBullet、Affinity。ヴィンテージ系サウンドを狙ったClassic Vibe などでグレード分けされているのが特徴だ。

しかしいろいろあるので分かりづらい部分がある。ストラトキャスターを例に取ってシリーズ毎の違いを整理してみた。

Squier ストラトキャスター比較表

シリーズ ボディ材 F R ナット幅 特記事項
Bullet バスウッド 21F 241R 42mm ボディ薄
Affinity アルダー 21F 241R 40.6mm ボディ薄
Standard アガチス 22F 241R 42mm 2点支持
VintageModified バスウッド 21F 241R 42mm クルーソン
Contemporary ポプラ 22F 305R 42mm 2点支持
Deluxe バスウッド 22F 241R 42mm 2点支持
ClassicVibe アルダー 21F 241R 42mm クルーソン
ClassicVibe2019 ポプラ 21F 241R 42mm クルーソン

大まかだが表の下側ほど値段が高いと考えて良い。

2019年現在はBulletは2万円弱、CVは5万~6万の価格となっている。CVはもう1万ほど出せばFenderブランドのMEXや中華のPlayer シリーズ等が手に入るだけに割高感はある。

ただCVの味付けは特徴的なものなのでむやみにFender買っとけってなるわけでもなく、音で比較検討できる。

Squier ストラトキャスター シリーズごとのポイント

同じストラトキャスタータイプでもシリーズによってボディ材、フレット数、指板R、ナット幅、ブリッジやペグの仕様が違う。

BulletとAffinityの違い

エントリーモデルに位置する両者であるが差がわかりにくい。

Affinityの特徴はボディ材がアルダーであり、ヘッドストックがラージヘッドであること。またナット幅が狭いことが大きな特徴。

この点で普通のFenderストラトをメインにしており練習用にSquierを検討しているのであればナット幅が広いBulletの方が良い。

両者とも共通してボディ厚は通常のストラトよりも5mm~程度薄い。トレモロのイナーシャブロックなどリプレイスメントパーツが入らないことがある。

Standard

次にStandardについて。Standardとのシリーズ名はこれは今現在の意味でのスタンダード。昔を再現したタイプでないことには注意したい。

2点支持、22Fとモダンな仕様になっているのが特徴。アガチスのボディも意図してのものと思われる。

Vintage Modified

Vintage Modified はヴィンテージ系のスタイル。通称VM。パーツや材は廉価だけどクルーソンペグ搭載等ルックスはそれっぽくなっている。ボディはバスウッド。

個人的にVMは好きなシリーズ。

Contemporary

Contemporary は2018年に発表された新シリーズ。こちらは現代性を突き詰めたスタイルが特徴。指板のRが305mmとテクニカルプレイヤーを意識した仕様。ボディはポプラ。

個人的には欲しいのは Active Stratocasterだ。リバースヘッドでFRT搭載でアクティブタイプのPUがついてる。ずっと気になっている。セールを狙ってる。

 

Classic Vibe

Classic Vibe はSquierを代表するシリーズだと思う。ヴィンテージ系のそれっぽい音を得ることが出来る名前に恥じないシリーズだ。もちろんヴィンテージと同じ音なんてするわけもないのだが、それっぽさを狙うなら他のモダンなモデルを改造して近づけるよりはてっとり早いと思う。

円安が進行する前には3万円で新品を買うことが出来たので現在の価格は割高感がある。

新Classic Vibe(2019)が登場

2019年に登場したのがClassic Vibe の新モデル。今までのClassic Vibeが再現しようとしていたのは50年代や60年代のモデルだが、2019年版は70年代が対象となっている。

フェンダー系好きにとって70年代をクラシックの枠に入れて良いのかという気もするが、もう40年以上前になるからオッケーなのかな。

ボディ材がポプラになった。PUも一新されているようだ。またCVだけではないが世界的なローズ規制により、指板ローズウッドの代替材としてインディアンローレルが採用されいる。こちらは色が明らかに薄い。サウンドの違いはわからない。

(新CVムスタング等はVMに近いのでひょっとしたらVMの工場に変更になったのかもなんて想像してしまう。旧CVはChina でプレイヤーシリーズと同工場。VMはIndonesia か)

 

以上、Squierのストラトキャスターについて比較してみた。同じストラトキャスタータイプでも随分細かい違いが用意されている。何より安いしルックスも様々に選べるのがSquierの良いところでもある。

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