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東北楽天ゴールデンイーグルス 2015-2016年 契約更改 ~ 松井稼頭央、則本昂大、松井裕樹 など注目選手の年俸と成績を振り返る。

ストーブリーグも本格化しているこの頃、プロ野球の契約更改がどんどん進んでいます。そんな中東北楽天ゴールデンイーグルスはさらに一足早く、だいたいの選手の契約更改が終わった状況です。

感動の日本一から2年連続での最下位という残念な結果に終わってしまいました。星野監督からデーブ大久保監督に変わりましたが結果でず。来季はまたしても監督交代、経験豊富な梨田監督での再スタートです。

ただチームは最下位になってしまいましたが、WBSC世界野球プレミア12に則本投手、松井投手、嶋捕手を送り込んでいる通り個々の選手の力はあります。契約更改がどうなるのか?にも注目が集まります。

イーグルスの主な選手の契約更改について、短評を交えながら感想を述べていきます。なお年俸は報道発表による推定です m(_ _)m

それでは打者(野手)から見ていきます!

打者編 東北楽天ゴールデンイーグルス野手の契約更改

松井 稼頭央 外野手 1億6000万 現状維持

松井稼頭央選手は今年40歳シーズンでしたが衰えるところを見せませんね。外野ではチームではまだまだレギュラーを譲りません。盗塁14個というのが地味に凄い。さすがトリプルスリー達成者!

年俸は2年契約の2年目、現状維持です。実力でレギュラーを奪われるまでとことん続行して欲しい存在です。

後藤 光尊 内野手 9000万 -6000万

後藤選手は5年契約という大型複数年契約を結んでいました。近年の結果はよくなかったので今年は限度額いっぱいの減額となりました。ただ今年は年俸に見合うかはともかく、足も復活しホームランも9本と良い兆しが見えた年でもあります。もう一花咲かせて欲しい存在です。

嶋 基宏 捕手 1億2000万 現状維持

今シーズン中に海外FA権を取得した嶋選手。行使せずに残留です。年俸は現状維持の1億2000万。星野監督時代、デーブ大久保監督時代ともに不可解に試合に出ないことがありました。心配でしたが残る決断をしたようです。

WBSCプレミア12では正捕手を務めるなど実力は間違いない選手です。オフシーズンなのに選手会の仕事で働きすぎな印象でこちらも心配。合間に休んで来シーズンにしっかり備えて欲しいですね。

藤田 一也 内野手 1億1000万 現状維持

藤田選手、複数年契約の2年目で据え置き。今シーズンは怪我もあり出場111試合にとどまりました。久しぶりにゴールデングラブ賞を逃しています。来シーズンはコボスタが天然芝に変わります。名手の再起に追い風となるのか? こちらも楽しみですね。

銀次 内野手  8100万 -900万

入団以来着実に力をつけて年俸を増やしてきた銀次選手。しかし今シーズンはクロスプレーで大怪我を負い、大きく離脱してしまいました。年俸は900万円のダウン。ただ打率は3割越えとやはりさすがと言える結果。来季は怪我なくプレーして欲しいですね。

聖澤 諒 外野手 6240万 -1560万

去年から調子の出ない感のある聖澤選手。今年は出場試合数こそ去年より増やしたものの、打率.252に終わりました。今年は20%の減額。外野の競争も激しく注目されます。まずは出場機会を数年前にレベルに戻してほしいところですね。

外野の準レギュラー陣

岡島 豪郎 外野手 3800万 -1200万

岡島外野手も不調でした。怪我もあり出場は41試合に終わりました。さらに打率が.168と大きく低迷しました。25%近い大幅ダウンです。聖澤選手同様、オコエの加入もあり競争は一段と激しくなる中で再起して欲しいです。出塁率4割の目標を実現!

枡田 慎太郎 外野手 2700万 -800万

枡田選手も怪我に泣いた年となりました。出場28試合に終わり打率は.232と低迷しました。4番を一時は任されるシーンもあっただけに残念でした。枡田選手も競争が激しい外野手争いです。来年は無事に乗り切ってほしいですね。

牧田 明久 外野手 2700万 -200万

最後の楽天創立戦士となってしまった牧田選手。まだ若いので記録は伸びそうですね。規定打席到達はなりませんでしたが今シーズンの打率.311。実はキャリアハイです。200万減は厳しい査定のような気もします。ミスター楽天となるべく頑張ってください。

島内 宏明 外野手 2100万 -700万

島内選手も怪我に泣きました。野球協約減額制限いっぱいの25%ダウン。来季は怪我をせずにシーズンを全うして欲しいと思います。

こうしてみると準レギュラーの外野陣が軒並み怪我、もしくは成績ダウンに泣いています。オコエ加入でポジション争いがかなり注目されます。意地を見せて盛り返して欲しい。

中川 大志 内野手 1000万 370万

今季、たくさんのプロ野球ファンに名前を売ることになった中川選手。4番をつとめるなど和製大砲としての期待も大きいシーズンでした。5本、21打点大器の片鱗を感じるには十分でした。楽天のチームとしては彼の成長が人気にも大きく関わってきそうです。来季はらさらなる活躍を頼みます。

投手編 東北楽天ゴールデンイーグルスピッチャーの契約更改

続きまして投手編です。

則本 昂大 投手 1億5000万 +3000万

エース則本投手は3000万増でした。今季勝敗は10勝11敗と負け越してしまいましたが、2年連続の最多奪三振王に輝いています。このあたりが評価されたのでしょう。WBSCでもありましたが素晴らしい投球と崩れる投球の落差が激しいのでこのあたりのムラを少なくして欲しいところです。

青山 浩二 投手 9000万 +1500万

青山浩二投手は1,500万増の9000万円でした。今年はセットアッパーとして61試合登板で31ホールドと素晴らしい成績を納めています。海外FA取得年でもあり、FA宣言が噂されていましたが、残留して来季も楽天でのプレーがきまりました。

松井 裕樹 投手 6500万 +4000万

今シーズンは抑えとして活躍した松井裕樹投手。高卒2年目での30セーブ、防御率0.87という形で結果を出しました。この大幅増の年俸も納得です。来季は先発に戻るのか? 野球ファンとしては若い時から抑えで早々に体を壊してしまうことは心配です。

ミコライオがどうなるか分かりませんが出来れば先発でゆっくり育って欲しい気持ちもあります。プレミア12は残念な結果に終わりましたが、若くしてあの場に立てる、プロが認める素質は並では無い。今後に期待の選手です。

福山 博之 投手 4500万 +1500

福山投手は凄いですね。2年連続65試合登板とフル回転のリリーフを見せました。1500万増の4500万。ベイスターズ戦力外からここまでのし上がるとは素晴らしい。来季も好調を継続して末永く活躍して欲しいです。

辛島 航 投手 3300 -900

辛島投手は900万ダウン。今季は5勝と昨年よりも成績を落としてしまいました。怪我があったのが悔やまれます。2桁勝てなかったら野球を辞める発言が一人歩きして騒ぎになってしまいましたが、それくらいの心意気ということで来季に実現して欲しいと思います。

美馬 学 投手 3500万 -200万

2013年日本シリーズMVPの美馬投手。大きく調子を落とした昨シーズンよりも防御率は向上しました。200万円減ですが本人としては手応えのあったシーズンのようです。9月に肘のクリーニング手術を受けています。万全の態勢で来季のローテーションを守り抜いて欲しいです。

塩見 貴洋 投手 3000万 現状維持

先発陣として期待されていた塩見投手。16試合3勝5敗、3000万の現状維持でした。序盤調子よかったんですが、ムエンゴに泣いた印象です。後半は夏バテのようで体重が落ちたようです。

辛島 、美馬、塩見の先発陣投手が2-3勝くらいずつ勝利を上澄みできるようになるかが、浮沈のカギだと思います。

金刃 憲人 投手 2300万 -400万

ワンポイント左腕の金刃投手。今季は昨年よりも登板機会は増えましたが防御率はよくありませんでした。2013シーズンに迫る輝きを期待しています。

戸村 健次 投手 2500万 900万

戸村投手は飛躍のシーズンとなりました。先発18試合で7勝11敗。中継ぎ登板もあわせて37試合とまさに大車輪の活躍でした。最下位に沈むチームの中でも明るい材料となりました。900万円アップでした。

菊池 保則 投手 1900万 700万

先発として18試合登板し4勝5敗という成績を収めた菊池投手。ローテーションを守ったことが大きく評価されたようです。イニングが食えるようになるともっと脅威になると思うので来季に期待ですね。

武藤 好貴 投手 1500万 550万

2011年ドラフトの右腕。昨シーズンから一軍で活躍が見られましたが今季も中継ぎとして60試合に登板。登板回数が評価されて550万円増でした。

振り返ってみると準レギュラークラスの戦力は充実しているように見えます。今江選手を獲得しましたがその人的補償は多いに悩みますね。あれこれ想像しながらプロテクトリストを作るのも楽しい(笑)

この辺りの選手が怪我なくプレーできるか? というのが最下位脱却に大きく影響しそうです。 

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新春号 プロ野球2015シーズン総決算号 2016年 1/3 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 別冊

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