12月も半ば、プロ野球オフシーズン。各球団の契約交渉も本格しています。アメリカではウィンターミーティングが始まりいろいろとFA市場が動いてくるところです。李大浩選手、松田選手やマエケンの動向も数日中に大きく動くでしょう。
優勝決めた福岡ソフトバンクホークスの契約更改がいよいよ本格化です。プロ野球シーンに大きな影響を与える。大盤振る舞いは要注目です。金満球団と揶揄されることもありますが、きっちり結果につながっているので立派です。
とくに感心するのは下部組織の充実ですね。3軍まで常設され、2軍の練習施設にも投資している。強くなるはずです。
そんなホークスの契約更改はどうなるか? 気になるトリプルスリー柳田悠岐など注目選手の更改など、見どころがたくさんあります。お金たくさん動く!一億円プレーヤーが何人生まれるのか?それだけで一番楽しみではありますね。
今年チームを優勝に導いた主力選手の契約更改について、短評を交えながら感想をつらつら書いていきます。年俸は報道発表による推定です m(_ _)m
それでは打者(野手)から見ていきましょう!
打者編 ~ 福岡ソフトバンクホークス野手の契約更改
内川 聖一 外野手 30000万 現状維持
内川選手は連続3割記録が途切れてしまう厳しいシーズンでした。しかも日本シリーズは怪我によって出場できず。たださすがな存在感は魅せてくれました。3億で現状維持です。 来年は再び3割打つ内川選手が見たいですね。
本多 雄一 内野手 18000万 現状維持
本多選手は複数年契約を結んで以来2年間。イマイチな成績です。今シーズンは開幕直後に右足首を捻挫。怪我の影響で出場試合数は激減しました。来年は怪我のケアをしっかりしてかつて調子を取り戻してほしいと思います。
長谷川 勇也 外野手 20000万 現状維持
首位打者シーズンが評価され年俸を大きく上げた長谷川選手ですが、本田選手同様イマイチな成績に終わっています。こちらも怪我の影響ですね。余計なお世話なんですけど本多選手、長谷川選手を見ると複数年契約のリスクについて考えてしまいますね。
→契約更改しました。なんと驚きの現状維持で3年契約を結んでいます。
細川 亨 捕手 10000万 現状維持
細川捕手は怪我に泣いたシーズンでした。出場試合数は僅か55試合でした。打率も元々高い方ではないですが、あまりに低い.116でした。まだ捕手争いに食い込んで欲しい選手です。来年の奮起を期待しています。
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ここまで書いてみましたが、上位年俸陣は総じて不振ですね。複数年契約ゆえに年俸低下は避けることができている状況です。*松田と李大浩が絶好調でしたが・・・。
柳田 悠岐 外野手 2億7000万 +1億8000万
注目の柳田選手の契約交渉はこれからです。
今年の流行語大賞にもなったトリプルスリー。34本、32盗塁、打率.363 とまさに異次元の成績です。同じトリプルスリーの山田選手が保留してますが、柳田選手の更改を材料に入れるという考えもあると思われます。その意味でも注目ですね。
→ 契約更改しました。一気に3倍増で大台を遥かに超える2億7千万円での契約更改。首位打者の高打率、パ・リーグの最優秀選手(MVP)初受賞が大きく評価されたようです。さすがに3億は行かなかったけど十分な評価ですね。来年がどうなるかとても楽しみです。
中村 晃 外野手 1億2000万 +4300万
現在は7700万の中村晃選手。これから交渉です。WBSC世界野球プレミア12での活躍は素晴らしかったです。新たにファンになった人も多いんじゃないかな?
→契約更改されました。
1億円プレーヤーの仲間入りです。中村選手は実績を出し続けているので当然ですね。
鶴岡 慎也 捕手 7600万 現状維持
FAでソフトバンクに移籍して来季が3年目となる鶴岡選手。右手の骨折などもあり56試合と出場機会が減ってしまいましたが現状維持で更改です。
今宮 健太 内野手 9000万 +2000万
WBSC世界野球プレミア12でもメンバーに選ばれた今宮選手。注目の契約交渉はこれからです。
→契約更改されました。
今宮選手は2000万増です。打撃が不満ですが、それを補う超一流の守備力ですから当然かも。
カニザレス 内野手
契約延長の方針ですが、まだ情報が出ていません。
明石 健志 内野手 7000万 +2500万
契約更改されました。怪我を克服して以来順調に成績をあげてきています。今年はキャリアハイの3本のホームランを打ちました。評価されて増額です。
吉村 裕基 外野手 4500万 +500万
これから契約交渉です。現状4500万。 今年は国内FA権を手にしたが、行使せずに残留です。代打での出番が多く、打率も2割1分7厘に終わったけど、相変わらずいいところで打つ印象でした。
高田 知季 内野手 2100万 +700万
地味にチームを支えた高田選手。1年間フルで1軍が評価されました。プラス700万で公開です。
高谷 裕亮 捕手 3400万 +1600万
今季は90試合と飛躍的に多い試合数のマスクをかぶりました。これから契約交渉が楽しみです。現状1800万。
→契約更改されました。やはり倍増に近い増額でした。
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投手編 ~ 福岡ソフトバンクホークス ピッチャーの契約更改
五十嵐 亮太 投手 3億5000万 +2億
五十嵐選手は驚きの契約更改でした。なんと2億円アップです!すごすぎ。3年間で168試合登板が評価されたようです。しかし中継ぎの選手でここまでの評価は凄いですね。山口鉄也を超えたもようです。
2013 2.53 51試合 3勝3敗11H 53.1回
2014 1.52 63試合 1勝3敗44H 59.1回
2015 1.38 54試合 3勝1敗31H 52.0回
今シーズン終盤危ういところがあったものの終わってみるとこの成績ですからね。素晴らしいです。
松坂 大輔 投手 40000万 現状維持
今年登板がなかった松坂選手は3年契約の2年目。とりあえずもう一度登板する姿だけでも見たいです。
攝津 正 投手 40000万 現状維持
摂津投手は3年契約を新たに結んでいます。4億円現状維持。なんだかんだで貯金を作る力は本物ですね。
森福 允彦 投手 12000万 -4000万
森福投手はアップが続く選手が多い中チームでは最大の25%の減額でした。今季は32試合に留まりました。
バンデンハーク 投手
今シーズン後半のチームのエンジンとなったのがバンデンハーク投手。現在1億5千万ですが、評価がどうなるのか? これから契約更改です。
サファテ 投手
絶対的守護神のサファテ投手もこれから更改です。現在1億、評価がどうなるのか? かなり増えそうな予感ですが果たして?
中田 賢一 投手 9500万 現状維持
中日から移籍してきて2年目のシーズンを終えたとなる中田賢一投手。4年契約のため現状維持。ローテーションに入って勝ち星を稼いでいます。移籍は成功だったと思います。
大隣 憲司 投手 6800万 -500万
昨年は病気から見事なカムバックを果たした大隣投手。今シーズンはなんと怪我で離脱して手術ということになってしまいました。それでも5勝上げているのはさすが。大変だと思いますがなんとか復活してほしいですね。
森 唯斗 投手 7000万 +2200万
2年連続50試合登板が評価された森唯斗選手。素晴らしいですね。14年組ドラフトでは最高年俸を獲得です。目標とする3年連続50勝目指して頑張って欲しいです。
寺原 隼人 投手 6500万 +2000万
寺原投手も復活です。今シーズンはキャリアでも3番目に多い勝ち星を上げましたました。2千万円増です。こうして息の長い活躍をする選手となったこと嬉しいですね。
武田 翔太 投手
なんと7700万円の大幅増ですが・・・保留です。査定内容をしっかり見たいとのこと。その冷静さが凄いです。
千賀 滉大 投手 2500万 現状維持
千賀投手は現状維持です。後半先発で良いシーンが見られました。来年に期待です。
川島 慶三 内野手 4000万 +1800万
スワローズから移籍2年目、スーパーサブとして結果を出しました。増額!
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