TBS系・日曜劇場、下町ロケットの最終回が放送されました。25分拡大スペシャルでした。
毎度、日曜日夜のお楽しみでした。ついに終わってしまうのが寂しいですが、分かりやすい勧善懲悪モノ。きっとスカッとさせてくれることでしょう。
下町ロケット・最終話あらすじ
公式のあらすじはこちら!!
PMEAの面談もパスし、大型動物での実験に着手した新型人工弁“ガウディ”。順調な進捗具合に喜ぶ佃(阿部寛)だったが、同時にガウディの完成を待つ聖人(庵原匠悟)の容態が芳しくないと一村(今田耕司)から報告を受ける。聖人を救うには、一刻も早くガウディの臨床治験を目指さなければならない状況だ。
そんな中、コアハートの耐久性に疑念を募らす中里(高橋光臣)は、現行バルブの実験記録を参考にしたいと、データを管理するマネージャーの月島(福田転球)に見せてくれるよう頼み込む。その完璧に近い実験データを前に息を飲む中里だったが、横田(バカリズム)は、その完璧すぎる数値に疑いを持つ。
一方、あるルートからコアハートに関する実験データを入手した倫子(高島彩)は、その分析を佃らに頼む。しかし、その数日後、佃製作所の計測機器だけではデータ偽装の真偽までは突き止められなかったと山崎(安田顕)、埜村(阿部進之介)から報告を受けた佃は、財前部長(吉川晃司)へ連絡を取り、あることを頼み込む。その頼みとは!?
佃はサヤマ製作所に転職した中里に会い、技術者のなんたるかを諭します。中里は設計図の盗用がバレていることに気づき焦ります。椎名社長に詰められる中里。椎名と佃の間に揺れる中里は同僚の横田(バカリズム)とともに実験データのチェックをする。
一見、問題がない実験結果に見えるが?
横田はジャーナリストの咲間にデータをリークする。咲間からデータを見せられる佃製作所はこの実験結果が綺麗すぎることに気づく。
データが偽装されているか、佃製作所側としても正しくチェックしなければならない。そのために帝国重工の試験装置を借りたいと帝国重工の財前に以来する。
財前は協力を快く受け入れるが、しかし社内の富山の協力が得られず一人で奮闘することになる。
そのあとすぐに富山は自分の上司の石坂がリベートを受け取っていることを知り、財前に協力することになる。富山の力もありコアハートのデータ偽装は確実なものとなる。
あとは咲間が週刊誌に発表するのみ。
さて、椎名は部下を恫喝してデータ消去を命じる。部下の月島はデータの消去を行うが中里に詰め寄られる。
椎名はスラップ訴訟も働きかける・・・週刊誌は佃製作所を巻き込む訴訟リスクを恐れて記事掲載を取りやめを決定する。
中里改心。佃製作所にてこれまでの行為を謝罪する。佃は怒りのままに椎名の元へ向かう。殿村にドーンと構えてろ!と止められる佃。佃がむかうべきところは週刊誌の編集部だ。
佃は記事掲載をあらため依頼する。これで週刊誌にサヤマの不正が掲載されることになった。
さて帝国重工、財前はサヤマ製作所のバルブを使うべきでないと藤間社長を直接説得するために、重役の会議の場で緊急に説得を行う。
石坂の激しい反対に合うも、椎名と石坂の癒着を指摘し藤間の決断は財前の主張を飲むことした。(ここの顔芸すごい)
ついにロケットエンジンバルブの納入も佃製作所に戻ってきた!!
佃は椎名の元を訪れる。火花をちらしてきた二人の最後のぶつかり合い。技術者とは何か? 二人がどういう理念で動いているのかをお互いの思いをぶつけあう。
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記事の発表後はトントンと話が進んでいく。
椎名は逮捕され、貴船も警察の捜索を受ける。
日本クラインとしてはコアハート事業を継続したい。無碍に扱ってきた佃製作所に再度協力を要請するも。佃は使用の許可を与えない。
無事にガウディも完成し、臨床試験が行われた。一村の執刀による手術は無事に終了する。
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3年後・・・
再びロケット打ち上げの現場にいた。
そこには帝国重工の一員として利菜の姿も・・・
そして技術屋として改心したのか椎名はこ汚い姿でバルブを抱え佃の前に現れて終了。
感想
やはり面白かったですね。ただストーリーの盛り上がり的には9話までピークで今回は後日譚といった印象も強かったです。後半が駆け足すぎたのも少しもったいなかったです。
ガウディ と ロケット とという二つの技術を絡み合わせて話が進んでいったわけですが、ロケットの方は5話までの第一部の方で区切りがついてしまった感もあるので「え?またロケットやるの?」と食傷気味な感想を持ちました。
ガウディならガウディに的を絞ったほうが良かったと思います。絵面や「帝国重工の半沢直樹的演出」を強調したかったのかも知れませんが・・・・
あとは家族の姿ですね。
佃の娘も思春期からいろいろと抱えていたのですが、いつのまにか問題をクリアして帝国重工に就職してしまいました。母親との絡みも含めてもう少し細かく描くとかしたほうがよかったかも知れません。(逆にシリーズ通して家族のシーンはバッサリ切ってもよかったなと思います。さびしいけど)
それにしても役者さんが凄いドラマでした。かつてコレほどまでに顔のアップを見せられるドラマはなかったのではないでしょうか・・・。
皆さん、役者さんだけにイケメンや顔立ちの整った方ばかりなはずなのに、きちんとちょっとずつ疲れたリアルなサラリーマンらしく見えるのが素晴らしいと思います。
ガウディ編だけでも貴船教授の世良公則さん、閑職に追いやられた横田のバカリズム、PMEAの滝川の篠井英介さんなど印象に残る演技をしてくれた役者さんが多かった。
なんといってもサヤマ製作所の椎名社長を演じる小泉孝太郎でしょう。これは見事な悪いエリートでハマり役でした。小泉孝太郎さんの代表作の一つになる名演だったと思います。
そして佃社長役の阿部寛さん。正直滑舌の悪さも気になったんですけど、逆にそれが役者ではない熱い社長像に寄与していたようにも思うので良かったかな。
原作や関連商品
原作はこちら、「下町ロケット2 ガウディ計画」です。先月の発売されたばかりなのですが先月の時点で40万部発行の大ヒットとなっています。 すごい勢いですね。放送が終わったということで今までネタバレを避けていた人が改めて手に取ることも多くなりそう。さらに伸びるかも知れません。
5話までの下町ロケット編はこちら。
ザテレビジョン特別編集 日曜劇場「下町ロケット」
下町ロケットを楽しむための、ムック本も出版されています。原作者、出演者、プロデューサー、監督などへのインタビューやドラマの名場面、舞台裏レポートなどが収録されています。
ザテレビジョン特別編集 日曜劇場「下町ロケット」 (角川SSCムック)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: ムック
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サウンドトラック
本作のテンポの良い演出を助けていたのがBGM。サウンドトラックCDも発売されています。
TBS系 日曜劇場「下町ロケット」オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
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