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TVドラマ 「下町ロケット」 第9話 感想 ~ 15分拡大スペシャルで重大発表もあり!

日曜日のお楽しみ、TBSのテレビドラマ「下町ロケット」の第9話が放送されました。今回は人気に応えて15分拡大スペシャルでした。

ほんと毎度のように憎たらしいヤツ(笑)が現れて佃製作所がピンチになってくんですよね。

ただ今回からは状況が変わってきています。すこしずつ形勢を取り戻す佃製作所。勧善懲悪のカタルシスが徐々に出てくる最終回の直前です。なんと番組の最後には重大発表がありました! 重大発表とは・・・・

なんと次週12月20日の放送直前に、2時間スペシャルで振り返り番組の放送が決定したことでした。

最終回のキャストも豪華、恵俊彰さんや池畑慎之介さん、杉良太郎さんなど相変わらずの凄いメンツです。その最終回を12月20日(日)のよる7時から『超緊急特別ドラマ企画』から振り返り + 新録映像 という形で盛り上げるというまさに重大発表でした。

下町ロケットのとんでもない人気が伺えますね。視聴率もとんでもないことになっていそうです。 

下町ロケット 第9話 あらすじ

盛り上がる最終回前、第9話はどうだったのか振り返りましょう。まずは公式サイトで発表されているあらすじ。

いよいよ臨床試験が開始された貴船(世良公則)の「コアハート」だったが、その記念すべき一人目の患者・小西(児島功一)の容態が急変し、死亡。貴船は「初期対応に誤りはあったにしろ、コアハートに問題は無かった」と結論付け、責任を弟子の巻田(横田栄司)に負わせ、臨床試験の再開を目論む。
一方、技術面では勝りながらも、人工心臓に続きロケットエンジンのバルブ供給までも、サヤマ製作所に横取りされてしまった佃(阿部寛)たち。もはや“ロケット品質”を名乗れなくなってしまった佃製作所は、取引先から取引縮小の連絡が相次ぎ、会社は岐路に立たされていた。そんな佃製作所にある日、咲間(高島彩)という女性が現れ、当事者しか知りえない「コアハート」について、佃や山崎(安田顕)に意見を求める。一体、その真意とは!?

前回はロケットエンジンバルブまでサヤマ製作所に取られてしまった旧知に立たされた佃製作所と、貴船たちの取り組むコアハートの臨床試験は患者の死亡という結果を迎えてしまう。

欠陥を隠匿し進めようするコアハート事業、佃製作所はどう動くのか?

冒頭貴船(世良公則さん)は責任を研修医の葛西におしつけました。悪いやつです。


●佃製作所ピンチ!

ロケットエンジンのバルブコンペに負けた佃製作所は「ロケット品質」を名乗れなくなり取引先が減っていく窮地に立たされます。

また帝国重工内でも財前(吉川晃司)が社長に直訴するかたちで佃製作所のバルブを推薦していたようですが、根回しにより却下されてしまいます。 万事休すですね。敵対する人物たちのいやらしい笑いが響きます。

コアハートの医療事故問題は真野(山崎育三郎)から佃と山崎(安田顕)に伝えられます。ここで山崎の設計がサヤマヘ漏洩した可能性が浮かびます。

その設計図を持ちだしてサヤマに提出したのは中里(高橋光臣)でした。元担当者の横田(バカリズム)は品質に疑問をもち中里を諭そうとしますが、中里は立場を握られている状態で反発します。

 

●コアハートの事故の追求

バカリズムの演技が上手い!

貴船は責任者である巻田医師の高知への異動を言い渡します。
追い詰められた巻田はコアハートの問題をジャーナリストである咲間(高島彩)にリークします。

新キャラの咲間。高島彩さんの演技もなかなか素敵。

咲間は医療事故を追いかけるジャーナリスト。コアハートを調べるうちに佃製作所へいきついたようです。

佃製作所は正義と経営の間で揺れ動きますが、佃は咲間が医療事故を追求する想いに胸を打たれ、協力することに・・・。

そして流出した設計図を山崎が見てみると・・・!中里が流出させたとしか思えない。すべての数値が完全に一致。激昂する佃。
弁護士に依頼して解決を図ることに。

 

●貴船の思惑と一村

咲間に設計図をリークしたのは日本クライン側の人間とは考えられない。犯人は巻田。

貴船は巻田にアメ=異動の中止を与えることにし、コレ以上の追求を避けることにしました。

貴船には出世と、コアハートの普及による患者を救いたいという医師としての根源的な欲求が絡んでいる面白いキャラクターですね。

もう一人の医療人、ガウディ側の一村(今田耕司)です。この二人の対比が面白い。

結局のところ医学会での後ろ盾を失った一村は論文が通らない。子どもたちの笑顔のために頑張ってきた一村もついに心が折れる。

貴船に依頼しガウディの継続を狙いますが、貴船は一笑に付します。

心折れた一村を救ったのは、地道に開発を続けてきた佃製作所のガウディチーム。ついにすべての基準値をクリアした人工弁の試作品をつくることができました。

 

●PMEA面談

そしていよいよ逆襲のシーン。いままでやられっぱなしだったのがスッキリする場面の始まりです。

相変わらず滝川(篠井英介)がガウディの邪魔だてをします。試作品すら手に取ろうとせず会議を終えようとします。

ネチネチ攻める滝川さんの悪代官っぷりはほんと最高ですね

しかし佃には武器がありました。貴船と滝川の癒着の証拠となる写真と録音データ。キャバクラではしゃぐオッサンの図。

PMEAリーダーは滝川に「出てけ!」と一喝します。シュンとなる滝川が面白かった。

 

●椎名の本性が暴かれる

咲間はサヤマ製作所の椎名に取材を申し込んでいた。そこに取材者側の協力者として現れたのが、佃と山崎。

佃は中里の設計図漏洩について指摘します。

だんだんとヒートアップする椎名は咲間の仕事ならびに人間を否定する暴言を連ねます。

もちろん佃が許すわけがない。両者直接の宣戦布告となったところで終了です。

感想

今回も本当におもしろかったです。やはり展開の早さと、わかりやすい俳優陣の演技が魅力の作品ですね。今回はとくに顔のアップが多かった。なかでも小泉孝太郎さんが演じる椎名の悪さが素晴らしかったです。

いよいよ次回が最終回。佃と椎名、ガウディとコアハートの行方はどうなるのか? 再び帝国へロケットエンジンバルブ提供することができるようになるのか? ほんとたのしみですね。

再放送・関連情報

第9話は公式サイトにて無料でみることが出来ます。画質も綺麗で良いですね。

日曜劇場『下町ロケット』 | TBSテレビ

過去放送分を見逃してしまった方や、録画漏れてしまった方、もう一度見たい方はTBSオンデマンドがおすすめです。全話配信されています。 

 

原作情報

原作はこちら、「下町ロケット2 ガウディ計画」です。先月の発売されたばかりなのですが先月の時点で40万部発行の大ヒットとなっています。

下町ロケット2 ガウディ計画

下町ロケット2 ガウディ計画

 

 こちらは1話から6話までの原作小説です。 

下町ロケット

下町ロケット

 
  ザテレビジョン特別編集 日曜劇場「下町ロケット」
ザテレビジョン特別編集 日曜劇場「下町ロケット」 (角川SSCムック)

ザテレビジョン特別編集 日曜劇場「下町ロケット」 (角川SSCムック)

 

 今週にムック本が発売されます。原作者、出演者、プロデューサー、監督などへのインタビューやドラマの名場面、舞台裏レポートなどが収録されています。ドラマがさらに楽しめそうな本ですね。

*最終回の感想はこちら!
TVドラマ 「下町ロケット」 第10話 感想 ~ 最終回、25分拡大スペシャル! - 気になる調査と実践の記録