KCJK 気になる調査と実践の記録

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カープ 球団記録の開幕5カード連続負け越し ~ 3連覇の勢いはどこに?

WE LOVE CARP 2019(ウィ・ラブ・カープ) (ぴあMOOK)

セリーグ三連覇を果たしたカープ。

丸FAや新井の引退が有りながらも、オープン戦ではやはりカープ強い!という戦いをしていたが、シーズンが始まってからは勢いが嘘のように苦しい試合をつづけている。

本日4月14日で全5チームと対戦済みだがなんとすべてのカードが負け越しとなってしまった。

開幕から5カード連続負け越し

開幕から5カード連続負け越しは球団記録。

史上初の5カード連続負け越し

これに関しては意外な気がする。不調な時期はこれまでもあったはずで5カード連続で新というのは意外だ。こういう言い方は良くないかも知れないがもっと弱い時代を経験してきたチームではあるので意外。

ただそれだけ、球団史を紐解かないといけないほど流れが良くない状態なのだろう。

※注意
やはり開幕からに区切るのが正しいのかも知れない。

何が変わったのか?

丸の移籍

丸のFAはもちろん大きい。移籍先の巨人では当然戦力になっており、HRも量産して打率も高い状況。セリーグMVP、リーグWARトップの選手が抜けたのだから当然とも言える。

ただそれだけではない。

新井貴浩の引退

実は大きいのはこちらではないか?2016年より黒田、新井二人の頼れる経験豊富なベテランによってチームがまとまってきた効果があったのではないか?

優勝するチームには必ずといって良いほど精神的支柱になるベテランの存在がある。

黒田はともかく新井一人になってからも若いメンバーの支えになってまとまっていた印象だった。ここがいなくなったのは戦力はもちろんチームのまとまりという点で大きいのかも知れない。 

ただ、ありがとう 「すべての出会いに感謝します」

ただ、ありがとう 「すべての出会いに感謝します」

 
長距離砲 不在

 晩年の新井といえば長打力の控えとしての役割を大きく果たしていた。相手に与えるプレッシャーも半端がなかった。また昨年チームを去ることになったエルドレットの存在も大きかった。相手からすると怖くなかった。

プロ野球の盛者必衰

カープは育成のカープと呼ばれる通り、次から次へといきの良い若手が出てくるイメージだった。仮に誰かが抜けても我先にと穴を埋めるような。逆指名制度が無くなって以降はドラフトと育成の両輪がはまり、セリーグ三連覇を果たした強力なチーム作りが、システムとして出来上がった印象だ。

ただ盛者必衰の世界。

カープのシステムは今後も続くと思われたどうなるのか?まだ5カードが終わっただけとも言えるが、4勝11敗。これまでは開幕4カード連続負け越ししたチームの優勝はないらしい。

去年までのカープを知っている身からするとこんなもんじゃないはずだと言える。今は打線が去年のベイスターズのように淡白、守備も不安定だが必ず立て直してくると思う。

不吉なジンクスを打ち破ってセリーグの優勝を目指して欲しい。今年は中日もあきらかつよく混戦模様が期待される。まだまだチャンスはあるだろう。