KCJK 気になる調査と実践の記録

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スマホでも大容量データを持ち歩こう ~ WiFi ポータブルストレージのおすすめ 【2016年版】

スマホやタブレットなどモバイル機器の容量は少しずつではあるが増えている。昔のようにアプリを入れたら容量が足りずどのアプリを残すか迷うようなシーンも減ってきた。もっともappleのようにワザと高容量の製品を出さない戦略も目立つが64GBあればひとまずは安心だ。

 

ただ最近のスマホは高性能化が進み、高画質の動画やハイレゾ音源をサクサク再生出来るようになっている。その分データの大容量化も平行して進んでいるのだ。

  • 高画質の動画・録画した大量の地デジ番組の視聴
  • 高精細のハイレゾ音源の視聴

これらを常用したい場合は容量との戦いは続くこととなる。そこで活用したいのがポータブルストレージ。ノートパソコンでは「USB接続のポータブル外付けHDD」が一般的な意味だが、スマホ時代では無線で接続でき、電池で駆動する「Wifi ポータブルストレージ」が一般的となってきた。Wifiモバイルストレージとも言う。Wifi でケーブルレス、パソコンレスで接続出来るのが特徴である。

※ちなみにこちらの記事で紹介しているバッファローのおもいでばこ。ポツポツとアクセスいただいているが、おもいでばこは据え置きタイプの写真特化型Wifiストレージである。

写真管理専用のネットワークストレージ BUFFALO「おもいでばこ」が面白い - KCJK 気になる調査と実践の記録

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今回は主にスマホやタブレットを持ち運んでいる時に、WiFiで接続出来るタイプのポータブルストレージについて概要とおすすめの機種を紹介していく。

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WiFi ポータブルストレージの特徴

ポータブルストレージはスマホやタブレットの容量を増やすものであるが、データを利用するときにいちいち本体とデータを入れ替えたりする必要はない。ストリーミング再生で音楽データや動画データを再生できる。

またWiFiという名がつくと他にルーターなどのネットワーク機器が必要なのではないか?とも思うが、WiFiストレージとスマホを一対一でつなぐことが出来る

WiFiポータブルストレージには2種類のタイプがある。内蔵する記憶媒体の違いでSDカード形式とHDD(ハードディスク)形式の2種類。記憶媒体の違いで特徴が別れる。

SDカード形式の特徴

WiFiカードリーダーと呼ばれることもあるタイプ。

  • 本体のサイズが小さく、重量も軽い
  • SDカードを抜き差しでデータの交換が出来る
  • 値段がHDDタイプに比べて低価格
  • バッテリー持続時間が長い
  • 容量が少ない(SDカードの容量に依存)
HDDタイプ

当然SDカードの特徴とは逆になる。

 

  • 容量が大容量
  • 速度が高速
  • SDカードタイプに比べて高価格
  • 重量が重く、サイズが大きい

 

一長一短の特徴がある。基本的には容量のHDDタイプ、小回りの効くSDカードタイプという認識で良いだろう。

対応OSとアプリ

対応OSも重要なファクターだ。iOS対応、Android対応の製品が基本だが、場合によってはKindle Fireなどに対応している製品もある。スマホやタブレットなどで利用する場合は転送アプリを使うことになる。転送アプリの使いやすさも重要な要素となる。

電源

WiFi ポータブルストレージは内部にリチウムイオン電池を内蔵している。機種によってはストレージ自らが使う電力としてだけではなく、外部機器に電源を供給できるタイプのものも存在する。つまりモバイルバッテリーとしても利用できるのだ。

モバイルバッテリーを持ち歩くかわり給電できるWiFiポータブルストレージを持ち運ぶという運用もありだと考える。

おすすめのWiFiポータブルストレージ

ここからはおすすめのWiFiポータブルストレージを紹介していく。まずはHDDタイプから。といってもこのカテゴリの製品はあまり種類が出回っていない。

 BUFFALO ミニステーション エア  HDW-PD1.0U3
BUFFALO ミニステーション エア Wi-Fi接続ポータブルHDD 1TB HDW-PD1.0U3

BUFFALO ミニステーション エア Wi-Fi接続ポータブルHDD 1TB HDW-PD1.0U3

 

HDDタイプのWifi ポータブルHDD。 現状もっとも良いHDDタイプの機種が本機だと考える。1TBモデルで2万円を切る価格。バイトあたりの単価もまずまず良い。KindleFireOSにも対応している。

価格は1TBタイプが¥ 18,710と現在値下がり中であり500GBは¥ 14,726なので、予算に余裕があるならば迷わず1TBタイプを選びたいところ。(記事執筆時点の価格なので変動している可能性がある)

動画など大容量データの入力はパソコンを使って行う場合多いが、パソコンとの接続はUSB3.0での接続となるため非常に高速。この点が他のメーカーのものよりもワンランク上に位置づける大きな理由である。

バッテリーも最大12時間の駆動時間を誇る。普通の使い方であればほぼ終日利用できると考えて良いだろう。USB端子からスマホへの給電も可能。

私が運用しているスタイルは夜はテレビに接続してレコーダーで番組を録画して、朝は外して出かけるときにスマホと一緒に持ち運ぶ。そして移動中や外出先で見るという技。これはほんとに便利。

地デジ番組の持ち出しが非常に簡単なのが特徴。

また8人同時接続も可能、つまりは8人が別々のファイルを視れるわけだがこのシチュエーションが来るのかは謎。

日本での周辺機器メーカーの2大巨頭といえばとバッファローとアイ・オー・データ機器であり、アイ・オー・データ機器からもポータブルストレージがでていて店頭に並んでいる。しかしこのHDDタイプのWiFiポータブルストレージでは今のところバッファローの製品の方が質が高い。

 PQI JAPAN Air Bank 1TB
6W31-001TR2A [Air Bank 1TB(ホワイト)]

6W31-001TR2A [Air Bank 1TB(ホワイト)]

 

HDDタイプのWifi ポータブルストレージ。PQI のAirBank。こちらは1TBと¥ 12,900 とかなりバイトあたりの単価がオトク。特徴としてはネットワーク機能が強い点。有線LANポートを備えていること。無線環境の無いホテルなどで無線LANアクセスポイントして利用できる。

スマホやタブレットではPQIのアプリが必要だが、このアプリにクセがあるのがちょっとした難点。この製品をアクセスポイントとしてしかアクセス出来ない。そのためインターネット接続と並行利用はできない。

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続いてSDカードタイプのWiFiポータブルストレージ(Wifiカードリーダー)を紹介する。

SONY WG-C20 B

SDカードタイプのWiFiポータブルストレージ 、ソニーのWG-C20。薄くてスマートなデザインが特徴。またバッテリーは3000mAあり10時間の音楽再生駆動に対応している。SDカードタイプだがスマホへの給電も可能なのでもしもの時には助かる。

実売価格は9000円前後。デザインに優れ質感はしっかりしているが価格が高いのが難点。

 I-O DATA WFS-SR01
I-O DATA スマートフォン・タブレット用SDカードリーダー WFS-SR01

I-O DATA スマートフォン・タブレット用SDカードリーダー WFS-SR01

 

SDカードタイプのWiFiポータブルストレージ。こちらはコストパフォーマンスが高いタイプ。  有線LANを繋いで無線LANアクセスポイントとして利用することも可能。

さらに給電能力を上げたWFS-SR02が存在する。

I-O DATA Wi-Fi SDカードリーダー「ポケドラ」 WFS-SR02

I-O DATA Wi-Fi SDカードリーダー「ポケドラ」 WFS-SR02

 

機能的にはWFS-SR01と同じであるが違いはバッテリーサイズと給電能力。動画でも連続で11時間の再生が可能であり、充電に高電流(アンペア)が必要なタブレットでも充電できる。

  1. WFS-SR01 ¥ 4,681
  2. WFS-SR02 ¥ 5,151 

単純に考えるとWFS-SR02を購入すべきと判断しがちだが、サイズと重量が違う。どちらも非常にコストパフォーマンスが高いのは確か。

SDカードは高速のものを使おう

SDカードタイプのWiFiポータブルストレージで快適に使用するために重要なポイントはSDカードの速度である。SDカードがCLASS10に対応していることを確認しておこう。高速化規格であるUHS-Iに対応しているカードもあるが、ストレージ側の対応状況をチェックした上で購入しよう。

上記にあげたSONYとアイ・オー・データの機種についてはUHS-Iに対応しているため問題なく利用できる。