アナログのビデオテープ。各家庭たくさんあると思います。しかし現在は再生デッキの生産も減ったりでなかなか見る機会がないと思います。これらアナログのデータをデジタル化しておけば、パソコンやスマホで簡単に見れるようになります。
ビデオをデジタル化しよう
アナログメディアのデジタル化を急ぎましょう。理由はポジティブ、ネガティブな両面があります。
スマホやパソコンなど映像を手軽に再生できる環境が普及して来たことはポジティブな材料。VHSのようにテープ入れ替えの手間や保管場所の確保の問題から開放されたのは大きいです。これまで保存してきたにもかかわらず見なかった肥やしになっていた映像に触れる機会が増えました。
ネガティブな材料としてはテープメディアの物理的な劣化や、再生機器の生産販売中止です。ビデオテープはその機構や仕組み上劣化は避けにくいのでいち早くデジタル化しておきたいところ。また録画再生機器、ビデオデッキの生産販売中止の影響も大きいです。
当サイトの人気記事は現行品のビデオデッキに書いた以下の記事であり、記事内容は都度見直していますが、年々値段が上がっているかつ種類も少なくなっています。
【VHSビデオデッキ】現行品 ~ 確保はお早めに。2018年でも新品で手に入るビデオデッキ・ビデオテープ・ヘッドクリーナー - KCJK 気になる調査と実践の記録
今のうちにできるだけ早めにデジタル化を進めておきたいところです。
2018年5月 更新
アナログのビデオ
基本はVHSビデオを指しますが、他にもアナログデータとして記録されている昔のメディアはいくつかります。上げてみましょう。
- VHSテープ
- 8ミリビデオ
- レーザーディスク
- S-VHSテープ
これらをデジタル化したい・・・。そんな要望に応える機器があります。
ビデオキャプチャーユニットでパソコンに取り込みましょう。
I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2
このような ビデオキャプチャと呼ばれる機器が安くて便利です。
まず簡単なUSB接続で使えます。USBなのでデスクトップPCでもノートPCでも使えます。さらにコンポジット入力(赤白黄ケーブル)とS端子入力がついています。
コンポジット入力はVHS、8ミリ、LDの取り込みに使えます。S端子はS-VHSテープの取り込みに使えます。S端子がついてるのも便利です。
さらに2010年から発売しているロングセラーというのもポイントが高いです。安定して選ばれている証拠でもあります。(新しければいいってもんでもないです)
使い方
簡単です。3ステップ+1ステップ(DVDやブルーレイに書き込み)。
- ビデオデッキ(LDデッキ) → ビデオキャプチャ → パソコン と繋ぎます。
- 付属のCDロムからソフトウェアとドライバをインストールします。
- 付属のソフトウェアを使って録画し、データ化します。
- *デジタルデータ化したものをDVDに保存(書き込み)することもできます。
デジタル化できるキャプチャですね。デジタル保存しておくことにより、アナログ媒体にありがちなデータの劣化がなくなります。読み込んだ時点の画質で保存できるわけですね。
この機種は静止画の保存もできます。コンポジット出力のあるゲームの映像もパソコンに取り込むことができます。さらにデータ化した映像をスマホで見ることも簡単にできます。おすすめの機種ですね。
一番の売りはわかりやすいことです。こういう機器やソフトは迷うことが多いのですが本機は初心者の方にもわかりやすく、迷わないように作られていると思います。
GV-USB2/HQ
I-O DATA USB接続ビデオキャプチャー高機能モデル GV-USB2/HQ
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: Personal Computers
- 購入: 6人 クリック: 85回
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こちらは高機能モデルをうたう GV-USB2/HQ です。ハイクオリティとついていますがハードウェアが同じですが付属ソフトの違いによるものです。テープ用途であれば無印のGV-USB2で良いと考えますが、ブルーレイディスクのような大容量の映像も保存できるようなキャプチャが欲しい場合はHQの方を購入しましょう。
- GV-USB2¥3,200
- GV-USB2/HQ ¥4,927
価格はやはりHQの方が高価となっています。
画像安定装置でさらに高画質に!
アナログビデオの画質は古いものだと劣化してたりぼやけてたりします。VHSの映像を綺麗に補正する装置がこちらです。どうせデジタル化するならより鮮明に、より鮮やかにということで画像安定化装置を使う人も多いです。
ビデオキャプチャと同時に買っている人が多い。上に紹介したアイ・オー・データのキャプチャとあわせて売れている画像安定装置がこちらの商品です。
アイティーエス 画像安定装置 IT-300DX です。
録画されたビデオテープは、録画・再生ヘッドの特性によって、再生画像が劣化します。これは主に、映像信号の中の広域部分の減衰が原因です。本機は、この劣化を防ぐために映像信号の広域部分を補正して、切れのよい安定した画像を映し出します。
DVDプレイヤー、ビデオプレイヤーとレコーダーの間に本機を接続するだけの簡単な操作で使用できるのも魅力です。
VHSを直接DVDに変換するなら?
パソコンに取り込まずに直接DVDに変換する方法もあります。VHS・DVDレコーダーを使用すれば良いのです。
DXアンテナ 地上デジタルチューナー内蔵ビデオ一体型DVDレコーダー DXR170V
- 出版社/メーカー: DXアンテナ
- 発売日: 2014/06/30
- メディア: エレクトロニクス
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現行機種にてきちんとしたメーカー品でVHSを扱える商品は少なくなっていますが、この製品はDVDとVHSを利用できる製品です。
きちんと録画モードとしてVHS → DVD が用意されているので簡単にDVDへ録画することも出来る。また早送り機能が不便なVHSのDVD化にする際に5分おきなどチャプターを自動でつけるオートチャプター機能があります。パソコンがなくても出来るのはありがたいかも知れないですね。メーカーは大変だと思いますが、継続生産をお願いしたい機種です。
SDカードに直接記録する
パソコンや他のレコーダーを使わずにコンパクトに簡単にデジタル化したい場合はこちらの製品がおすすめ。I-O DATA パソコン不要 ビデオキャプチャー 「アナレコ」GV-SDRECだ。
I-O DATA ビデオ/VHS 8mm ダビング SDカード/HDD保存 パソコン不要 ビデオキャプチャー 「アナレコ」GV-SDREC
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2014/12/30
- メディア: Personal Computers
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SDカードスロットが2つあり、SDカード同士でのダビングも可能。価格も非常に安い。TVに接続して映像も簡単に確認できる。
おわりに
たくさんビデオテープをお持ちの方。この際ビデオキャプチャユニットでスッキリしてみてはいかがでしょうか? 大事がゆえに保存してあるビデオテープ。でも場所をとるという愛憎入りまじった感情が湧いてきますよね。 デジタルデータに変換すると愛おしさだけになります。なにより映像を見返すのが簡単になる。これがありがたいです。
品質については私も最初は半信半疑でしたが簡単で驚くくらい良い仕上がりになります。
今回は画像安定装置も紹介していますが、それとは別にソフトの方でも映像を綺麗することが可能です。まずは試しにという方は「USB接続ビデオキャプチャー GV-USB2」だけを購入しても良いと思います。
現行品のVHSデッキやテープが欲しい方はこちら
現行品のVHSデッキはいよいよ市場から減ってきました。次の記事では数少ない新品でも手に入るデッキや、ビデオテープなどを紹介しています。
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