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iVDR 現在でも入手できるカセットHDD 【iVDRとプレイヤーについて説明します】

テレビやレコーダーなどもハードディスクを用いて映像を記録する時代です。日立のWoooシリーズなどで採用されているiVDRという規格があります。

 

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専用の番組のジャンル毎に専用のカセットを作って録画したり、家族個人別のカセットで録画したりと非常に便利です。

この記事では現在購入できるiVDRカセットやプレイヤー

iVDR とは?

iVDRはカセットのように取り外しできるポータブルなハードディスクの規格です。VHSやベータマックスのような規格を表しています。このおかげで家電用なのですが、PCなど他の機器にもUSB接続してデータを編集したり読むことができる面白い規格です。

  • カセット・ビデオテープのように扱えるハードディスク
  • 他の機器でも読み込むことが出来る
  • USB接続でPCで読むことが可能
  • DVDやブルーレイディスクよりも容量が多い

旧来のビデオテープ世代にとってはイメージが付きやすい分かりやすいもので、愛用者はかなり高い評価をしています。さらにテープに比べれば格段に録画できる番組の量が増えてます。

iVDR-S 生産終了

一定数のユーザーがいる人気のある規格なのですが、ここにきて残念なお知らせが入ってきました。規格を引っ張ってきた日立マクセルがiVDR-S HDDの生産終了を発表しました。

2019年3月末で生産を終了すると発表。残念です。

  • 1 M-VDRS1T.E.WH 1TB  2019 年 3 月末
  • 2 M-VDRS1T.E.BK 1TB  2019 年 3 月末
  • 3 M-VDRS1T.E.WH.K 1TB 2019 年 3 月末
  • 4 M-VDRS1T.E.BK.K 1TB 2019 年 3 月末

IDVRユーザーには痛いニュースですね。

というわけで早めに故障や容量不足にそなえて在庫のHDDを確保しておきましょう。現在でも入手は可能です。

在庫あり iVDR-S HDD 現行品

現在は日立マクセルの製品が市場に残っています。iVDR-S 規格のHDDを買うならばAmazonなどのネット通販がオトクです。 家電量販店で買うよりもだいぶ値段が安いですね。

容量 1TB

大容量の1.0TB iVDR規格ハードディスク。

◆コンパクトサイズでありながら大容量の1.0TBモデルデジタルハイビジョン画質で最長で約800時間録画できます(TSX8モード録画時)DVD約212枚分を1つのカセットハードディスク「iV(アイヴィ)」に収録可能です。◆コンテンツ保護技術SAFIAセキュアに対応デジタルハイビジョン映像の録画やムーブ(動画記録データの移動)が可能です◆最大998Mbpsの高速転送が可能  

 簡易包装パッケージでその分値段が安く仕上がっています。 こちらは白ですが黒のカラーもあります。

容量 500GB

 500GBタイプも発売されていますが、1TBに乗り換えたほうが良いかも知れません。容量当たりの価格では1TBの方が安いです。大容量は必要ないが確保して置きたい人は500GBを選びましょう。

カラーバリエーション

白と黒のほかにカラーバリーエーション豊富な三個パックも用意されています。

家族一人ひとりで色を分けて区別したい方や番組のジャンルごとに分けたい方などにおすすめ。ポップなカラーです。

IO DATA 

かつてはアイオー・データ製のiVDR-Sメディアもありましたが、今は市場から消えてしまいました。互換性のある(というか日立マクセル以外の会社で規格通りに制作している)アイ・オー・データ機器のiVポケット対応HDDのRMS1.0が対応していたのですが残念です。

マクセルオンライン

Amazon 以外でも楽天市場のマクセルオンラインショップでも購入できます。

 iVDR 再生プレイヤー

 マクセルからは再生専用のIVプレイヤーも発売されいます。

マクセル IVプレイヤー VDR-P300

マクセル IVプレイヤー VDR-P300

 

iVDR機器で録画したカセットの内容を他のTVなどで見るための再生専用のプレイヤーです。値段も良心的な値段です。

前述した通り、カセットを使っているので分かりやすいんです。すなわちお年寄りやデジタル機器に疎い方にも分かりやすいというメリットがあります。

こちらも現在新品を手に入れることができますが、将来はわかりません。早めに確保しておくとよいでしょう。

BD + iVDRスロット搭載レコーダー

こちらはブルーレイレコーダーです。

maxell アイヴィブルー  1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー iVDRスロット搭載 BIV-WS1000

maxell アイヴィブルー 1TB 2チューナー ブルーレイレコーダー iVDRスロット搭載 BIV-WS1000

 

 

2チューナー(裏番組録画可能)とブルーレイ録画再生、1TBの 内蔵ハードディスクという標準的な機能を一通りそなえたレコーダーですが、特徴は iVDRスロットを別に設けてあること。

内蔵の1TBで足りなくなったらカセットにて増設が出来るのが魅力です。 球数

 USBでiVDR-Sを読む

USBでiVDRを読むための機器は「iVDR対応アダプター」です。

日立マクセル USB 3.0/2.0対応 iVDR対応アダプター M-VDRS.ADP2

日立マクセル USB 3.0/2.0対応 iVDR対応アダプター M-VDRS.ADP2

 

 日立マクセルから発売されており、比較的新しい製品です。USB3.0に対応しているのがポイントです。USB3.0のパソコンと接続することをおすすめします。

このアダプターがあればiVDR-Sを外付けハードディスクのように扱えます。データをパソコンなどに移すために一つ確保しておきたいですね。

iVDRの今後

この規格はとても考えられた、機器をクロスして使える良い規格だと思います。

サイズも小さく保管性や携帯にも優れていますし、家電だけではなくPCでも編集・視聴が可能なところは素晴らしい。

しかし普及はちょっと弱かったですね。

使っていると便利な点があるのですがこの普及率の低さが残念。

今のところはまだカセットの在庫が続いているので良いですが将来には不安がのこります。パソコン関連に弱い人でも使いやすいのがポイントだと思うので末永く扱っていきたいですね。

通常のUSB外付けHDDの記事はこちら!

⇒⇒⇒【USB・ポータブル・ネットワーク】 外付けハードディスクの選び方