この記事では阪神タイガースの2020年開幕投手とスタメンを予想している。ついでにシーズン開幕戦のカードと日程を確認していく。
2019年シーズンは金本監督から矢野監督へバトンタッチ。シーズン中は近年の傾向通り下位に沈んでいくのかと思わせる状況になったが、そこから見事混戦をまくり上げてクライマックスシリーズの切符を手にする。
シーズン日程残り10日の時点ではCS進出確率は1%ほどだったが、そこから破竹の6連勝。カープを0.5ゲーム差まくり上げての3位は見事だった。CSでも横浜を破り巨人とのファイナルステージへ。もう5試合在れば、もしくはもう5試合早かったら2位になっていただろう。
カープ、ベイスターズ、ドラゴンズ、タイガースの力は終盤拮抗していた。二年目の矢野監督がこの状態から優勝を果たすことが出来るのか?どのような開幕スタメンを組んでくるかを現時点での情報を元に予想していきたい。
阪神タイガースの2020年開幕予想
主な離脱選手(引退・退団)
メッセンジャー投手
鳥谷敬内野手
高橋聡文投手
ソラーテ内野手
メッセンジャー、鳥谷というチームを支えて来た選手の退団は非常に寂しいもの。ただ30代後半でピークアウトしてるのも事実。戦力としては難しかった。助っ人外国人のソラーテは最初輝きを見せたが退団となった。主戦力であるマルテ・ドリスは残るようだ。
主な新入団選手
- 中田賢一
- ジャスティン・ボーア内野手
- ジョー・ガンゲル投手
ソフトバンクから中田賢一投手が入団。
これには驚いたがウェスタンリーズで最優秀防御率、最高勝率に輝いておりまだまだ力は健在。
得点力アップのためには打てる外国人の補強は急務。このフレーズは毎年の「恒例行事」と化してしまった感があるが仕方ない。
というわけで今年もMLB通算92本の実績があるジャスティン・ボーア選手の獲得が発表された。
バース級の大砲と言わずゴメスやマートンくらい活躍できる選手が欲しいところ。
12/15 ジョー・ガンゲル投手の加入が決まった模様。2019 3A 防御率3.80の成績。先発タイプだと思われる。
※引き続き新外国人の情報が入り次第可能な限り追記します。
阪神タイガースの開幕投手と開幕ローテーション予想
開幕投手は西勇輝
開幕投手はFA二年目となる西勇輝で間違いないだろう。
序盤は貧打のあおりを受け恐ろしいほどに勝ち星に恵まれなかったが終わってみると26試合登板、10勝8敗、防御率2.92とFA選手らしい十分な働きをした。特に投球回172イニングはキャリアハイ。
やはり実績のあるFA選手がその実力を発揮してくれるとプロ野球ファンとしては嬉しくなる。
<参考> 近年の阪神開幕投手
2014年 能見
2015年 メッセンジャー
2016年 メッセンジャー
2017年 メッセンジャー
2018年 メッセンジャー
2019年 メッセンジャー
開幕投手は引退年の2019年シーズンも含めて長らくメッセンジャーが努めていたが世代交代。まだ29歳と若く今後数年西投手が務める時代が続くと考えている。(ドラフト1位の154km/hの右腕、西純矢投手はなんと遠戚らしい。うまく引き継げればなんてロマンを感じてしまう)
開幕ローテーション候補
- 西勇輝
- 青柳晃洋
- ガルシア
- 髙橋遥人
- 秋山拓巳
- 岩田稔
- 岩貞祐太
- 望月惇志
阪神の強さは投手陣。鉄壁すぎるリリーフ陣に比べると目立たないが、先発投手陣も強力な投手が揃っている。
筆頭となるのは開幕投手候補にあげた西勇輝。
つづいて青柳の名前は外せない。この投手、対応されると厳しいかもと考えていたが順調に成績を伸ばしている。
ガルシアは中日から移籍した来たが、安定しない投球があいついで終盤は中継ぎに回ることになった。以外とハマっていたのはさすがの能力の高さ。今シーズンは3点台中盤くらいまでの率でローテに食い込んで欲しい。
高橋遥人は日本人左腕先発の軸になると見ている。CSのベイスターズ戦で見せた速球のキレはすさまじく今後の可能性を感じる投手だ。
ここまでは当確かなと見ている。
続いて復活期待の秋山。17年シーズンのような投球を見せて欲しい。
岩貞、岩田の左腕組もどちらか食い込んでくるだろう。
また個人的に注目しているのは望月。高卒ドラ4から成長して先発での出場が中心となった。CSでは巨人に打ち込まれてしまったが、今後に向けての首脳陣の期待を感じさせる。
ここに藤浪晋太郎の名前があがらないのは残念。
毎年個人的には予想では名前があがる選手だったが、ついに今年は一呼吸置くことにした。持っているポテンシャルは半端ないが、トレード等で他球団へ送り出すのも一つの手かもしれないと思っている。
もう一人しっかりした先発がいれば投手力では負けることはなくなるだろう。
新外国人獲得の情報が入り次第再整理したい。
阪神タイガースの開幕スタメン予想。
ここからは野手を含めた開幕戦のオーダーを予想する。
- (中)近本光司
- (遊)木浪聖也
- (右)糸井嘉男
- (一)ジャスティン・ボーア
- (三)大山悠輔
- (ニ)糸原健斗
- (左)髙山俊
- (捕)梅野隆太郎
- (投)西勇輝
1番はもちろん近本光司。昨シーズンはルーキーイヤーにして盗塁王、セ・リーグ新人安打記録の更新と大活躍だった近本。10代にして驚異的なスラッガーのヤクルト村上がいなければ新人王は確定だった素晴らしい成績。足だけはなくHRも打てる。ファンもここまで活躍を予想できた人は少ないだろう。 二年目も継続して活躍して欲しい選手の一人。
遊撃手争いは北条と悩ましいところだが、木浪を上げておく。二年連続開幕スタメンを勝ち取って欲しい。
3番は糸井。怪我で離脱があったものの打撃が安定している。大ベテランの域に差し掛かるがまだまだ衰えた気配はない。
4番はジャスティン・ボーア内野手を暫定的に配置。比較的大型の契約であるため、まず開幕には使ってくるだろう。ボーアがいなければ昨シーズンからの流れでマルテの可能性もあると見ていた。二年目でよりアジャストがすすめば横浜のロペスのようになるかも知れない。
福留孝介を入れるかどうかでオーダーは変わってくるがさすがに2020年は福留がファーストチョイスというはわけにいかない。高山も新人王の面目躍如ということで復活の兆しが見えている。福留からレギュラーを奪い取ってほしい。
5番に大山。ポジションは様々移動させられそうだが、個人的に見たいのはやはりサード。4番よりも5番~6番タイプの打者だと思う。もっとしっかりHRを量産できる野手がいればプレッシャーなくやれると思うのだが。マルテとの競争になると厳しいかも知れない。
捕手は梅野隆太郎で決まり。2年連続のゴールデングラブ賞で完全にスタメンを掴んだ。
セカンドはキャプテン糸原。
やはり阪神の課題は打力。糸原が5番を打っていたのは少し苦しかったように見える。何度も言うようにそして毎年恒例だがドカンとHRを打てる大砲野手が欲しいところ。
鉄壁のリリーフ陣
あとは打力の向上が求められる阪神だが、投手陣、とくにリリーフは盤石。藤川球児が抑えに返り咲いたが、素晴らしいピッチング。一時期は届かないだろうと思っていた250Sも現実的になってきた。
ドリスの状況は退団報道が出ては否定されたりで残留の方向らしいが、守護神がどうなるかも楽しみ。
2020年 阪神 開幕戦
- 日程:2020年3月20日(金)
- 球場:神宮球場
- 阪神タイガース vs 東京ヤクルトスワローズ
開幕戦は神宮球場のビジター試合から。実は来年はオリンピックの変則日程の影響もあり神宮の試合は少しレア。
ヤクルトは昨年最下位だったが順位変動の激しいチーム。高津新監督率いる神宮ヤクルト打線を鉄壁投手陣がきっちりと封じれるかが注目のカード。
★ 各球団の2020年開幕スタメン予想やってます。
⇒横浜DeNAベイスターズのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒読売ジャイアンツのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒阪神タイガースのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒広島東洋カープのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
全球団の開幕戦日程はこちら。
⇒⇒⇒ プロ野球 2020年 開幕戦 ~ 日程・対戦カード・球場 東京オリンピック対応で特別日程 - KCJK 気になる調査と実践の記録
また昨年開幕スタメンオーダーのおさらいはこちら。
⇒⇒⇒ プロ野球 開幕戦 スタメンオーダー結果 【2019年版】 - KCJK 気になる調査と実践の記録
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