この記事ではセ・リーグを制覇した巨人、読売ジャイアンツの2020年開幕スタメン・投手予想を行う。東京ドームでの開幕カード日程についても確認していく。
昨シーズンは3季ぶりに名将・原辰徳監督が就任した巨人。戦力的には丸や炭谷など他球団での主力選手加入で厚みも増したが、実績選手が多いことで運用と育成を上手くできるかに不安があった。これは近年の巨人に見られる傾向で前任の高橋由伸監督も大いに苦しんでいた。その不安をよそにさすがという勝負強さを見せてくれた2014年シーズン以来となるセ・リーグ優勝を果たした。
しかしポストシーズン、日本シリーズに進出は果たしたものの、ソフトバンクにストレート負けを喫することになった。そう、混戦のセ・リーグは制したが、まだ独走という強さでもないのだ。
山口俊のポスティング、菅野智之の不調など先発に目処が立っていない状況も見られる。阿部慎之助という大きな柱も引退した。まだ十分に戦力だったと思うのにも関わらずだ。2020年の巨人はどのような開幕をスタメンを組んで連覇を目指すのだろうか?
読売ジャイアンツの2020年開幕予想
主な中心選手の離脱(引退・退団)は以下の通り。
山口俊 → ポスティング移籍
阿部慎之助 → 引退
スコット・マシソン
アレックス・ゲレーロ
タイトルホルダーのBIGネームが並ぶ。投手の柱山口俊やHR王のゲレーロ、引退間際の優勝争いの場面にも関わらず5番でスタメン出場が見られた阿部。そう、優勝したにも関わらず大幅な変革を迫られているのだ。
毎年の風物肢ながらFA市場に積極的に乗り出して行く巨人である。しかし今オフはロッテFAの鈴木大地、楽天FAの美馬投手の争奪戦に敗れている。特に美馬投手は欲しいところだった。
そこで、新外国人に頼ることになる。現時点で獲得報道が出ているは以下の選手。
ヘラルド・パーラ 外野手
必要なのがゲレーロ、阿部の穴をしっかり埋めるバッター。まず第一にヘラルド・パーラ選手の獲得を発表した。
※変更があり次第追記します。
この前提で現時点で開幕投手やスタメンを予想していく。
読売ジャイアンツの開幕投手と開幕ローテーション予想
開幕投手は菅野智之
開幕投手は本来であれば今年の成績で山口俊になる可能性が高いと思っていたがポスティングのため選外に。となると現状No1格の投手として名前が上がるのはもちろん菅野智之である。
間違いなく球界最高クラスの投手であり、大きな離脱が少なかった菅野であるが、昨シーズンの後半は精細を欠く形となった。でも11勝の勝ち星数はさすが。
腰の故障がどこまで響くがリフレッシュできるかに期待がかかる。立ち直った上で開幕投手に名乗りを上げて欲しい。
<参考> 近年の巨人開幕投手
2014年 菅野
2015年 菅野
2016年 菅野
2017年 マイコラス
2018年 菅野
2019年 菅野
エースとして6回目の開幕投手になるか?
開幕ローテーション
現時点で誰でもチャンスがある開幕ローテーション。誰にでもチャンスはあるが候補も少ない。
- 菅野智之
- 桜井俊貴
- メルセデス
- 高橋優貴
- ヤングマン
- 畠世周
- 今村信貴
- 戸郷翔征
菅野以降の開幕ローテション入りする投手は。昨シーズンと実績から判断。
このまま埋もれるのかと不安視されがちだった右腕桜井が花開きそうな片鱗を見せてくれた。
つづいて外国人左腕のメルセデス。初年度ほどの驚異的な率には及ばないが先発として及第点の防御率3.52。もちろんローテ候補にあがる。
2018年ドラフト1位ルーキーの高橋優貴は18試合に登板するなど即戦力と呼べる活躍をした防御率も悪くなく、2年目以降も期待がかかる。
これ以降が難しい。
退団の予想もされていたヤングマンは残留が決まった。2019年は大きく打ち込まれていた。畠世周は実力のある投手だが、腰の状態から昨年は稼働できなかった。今村は穴を埋める形で登板していたのでまた収まることが出来るか注目。ルーキーの戸郷、場合によっては楽天からトレードで加入した古川も候補にあがる。
山口俊の離脱は大きく万全な先発投手陣とは言い難い。やはり軸となる投手がもう1枚は欲しいところ。新加入外国人選手や場合によってはトレードで穴を埋めてくるだろう。
引き続き注視して戦力情報が出揃った段階で書き換えたい。動きはあると思っている。
読売ジャイアンツの開幕スタメン予想。
ここからは野手を含めた開幕戦のオーダーを予想する。
- (右)亀井義行
- (遊)坂本勇人
- (中)丸佳浩
- (三)岡本和真
- (左)ヘラルド・パーラ
- (一)大城卓三
- (ニ)吉川尚輝
- (捕)小林誠司
- (投)菅野智之
レギュラーが固いのは亀井・坂本・丸・岡本の4人。新加入のヘラルド・パーラは怪我等が無い限り開幕は使ってくると見ている。他はポジション争いが激しい状態。
1番はライトで亀井、昨シーズンはキャリアハイに近い成績を残し、長打もあり場合によっては走ることも出来る「イメージ通りの亀井」だった。年齢が気になるとこではあるが、まだまだ脅かされる感じではなかった。
続いて2番強打者の坂本勇人。2020年シーズンは2歳となる年にも関わらず2000本安打の記録がかかっている。なんとショートのポジションをこなしながらホームランを40本まで伸ばした。惜しくもHR王を逃したが、間違いなく巨人の顔でありレジェンド確定と言って良いだろう。
3番は丸佳浩。巨人の優勝=広島の連覇阻止は数値的に見れば丸一人の移籍によるもの。と言えるくらい数値的に貢献している選手。ポジションはセンター。7年連続のゴールデングラブ賞を獲得している堅実な守備も大きい。
坂本と丸の流れは対戦相手からすると驚異でしかない。(この二人、実は坂本の方が年上でもう数年は心配しなくていいというのも魅力ですね)
4番はもちろん岡本和真。ブレイクした2018年に続き30本の大台をキープすることが出来た。不安視もあったがこれ本物と見て良いだろう。2020年さらなる飛躍が期待される選手の一人。
5番はヘラルド・パーラを予想。ポジションはレフト。メジャー通算1312安打、本塁打88のNPBに来る選手としては超大物の実績者。守備で穴をあけるタイプではなさそうなのも魅力。シーズン通して通用するかはどの外国人でも判断が難しいが、開幕は確定と見ている。
一番熱いポジション争いが捕手。
炭谷・小林誠司という侍ジャパン選出常連の選手の争いに加え、打力に定評があり首脳陣からの評価が高い大城も争いに入ってくる。
ひとまず開幕戦は菅野ということで小林誠司とのコンビで。大城は伝統の背番号「24」を継ぐことになり、期待の大きさを感じる。開幕戦は阿部慎之助の後継としてファーストに入るかもしれない。その場合は打順は6番で。
セカンドも空いているポジション。FA鈴木大地がなくなり、若手にも引き続き争いの場が与えられている形。「本来の能力であれば」ということで吉川尚輝を上げているが万全になるかは不明。山本泰寛、田中俊太、若林晃弘、増田大輝から誰か抜けてくると面白いのだが。
外野手は重信と陽岱鋼が控えている。亀井の状態次第で変わることもあるかも知れない。
2020年 巨人 開幕戦
- 日程:2020年3月20日(金)
- 球場:東京ドーム
- 読売ジャイアンツ vs 横浜DeNAベイスターズ
開幕戦はホーム開幕。オリンピックに伴う変則日程のためいつもより1週間程度早い開幕。
昨シーズン一時期追い上げられ0.5ゲーム差まで詰め寄られた横浜DeNAベイスターズが相手。恐らく相手先発は今永昇太が立ちはだかるだろう。ここ数年は対戦成績も拮抗している。優勝の上に主力退団が重なった新生巨人軍がどのように対処するか楽しみなカードだ。
★ 各球団の2020年開幕スタメン予想やってます。
⇒横浜DeNAベイスターズのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒読売ジャイアンツのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒阪神タイガースのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
⇒広島東洋カープのスタメンと開幕投手予想 2020年シーズン
全球団の開幕戦日程はこちら。
⇒⇒⇒ プロ野球 2020年 開幕戦 ~ 日程・対戦カード・球場 東京オリンピック対応で特別日程 - KCJK 気になる調査と実践の記録
また昨年開幕スタメンオーダーのおさらいはこちら。
⇒⇒⇒ プロ野球 開幕戦 スタメンオーダー結果 【2019年版】 - KCJK 気になる調査と実践の記録
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