ハゼ釣りシーズン。大人から子供まで手軽に楽しめるのがハゼ釣り。
仕掛けも簡単で道具に必要なお金もあまり掛からない。
何も考えなくとも釣れるが地形の様子を体感したり、水の流れを確認しながら投げてみたりという釣りの奥深さを味わうことが出来る。基本を学ぶのに調度良い釣りだと思う。
ハゼは川と海がぶつかる河口、海水と淡水が交じり合う汽水域というところにいる。手軽な仕掛けを準備して、まずは河口へ出かけよう。時間帯は朝から夕方まで。明るい時間の安全な釣りだ。
夏から秋にかけては探りながらのウキ釣りでも面白い。子供の初めての釣りに最適な釣り。私も初めては伯父さんに連れっててもらったハゼ釣りだったなあ。あの楽しさは忘れられない。今はいろんな子を連れてく立場になってるけど、最初は餌やはりに戸惑いながらの子たちの表情笑顔に変わる瞬間はとても良い。
チョイ投げで釣っても楽しい。特に秋から冬(12月中くらいまでの時期)には大きめのサイズが狙える。ウキ釣り、チョイ投釣りどちらでもイケるのがハゼの良いところ。
ウキ釣り
一番最初の釣りにおすすめなのはウキ釣り。河口や港湾の様々なところで釣れる。とくに流れが変化するところが狙い目。足元付近にもいるので隈無くさぐってみよう。橋の明暗が分かれているポイントや、石畳などを狙ってみよう。
餌はゴカイ。ひとり500円あれば十分に楽しむことができる。
針の通し方はチョン掛けでよい。竿は延べ竿で。値段も安い。この竿の価格は700円しないくらいだ。(*記事執筆時点)
投釣り
冬にかけてはハゼが深めに移動するため投釣りが良い。大きなサイズがかかるのもこちらだ。ゴカイやアオイソメを使用しよう。アオイソメの方が身持ちが良い。細めのアオイソメがあると良い。
●針の通し方
短いチョン掛けを好む人もいるが、私は少し長めの通しで尾っぽを見せるのが好み。魚に訴える力がある。
●竿
入門用のチョイ投げセットの竿で十分。道糸やリールは軽めのものでOK。
オモリは天秤で。5号くらいあれば十分。ハリのサイズは5号から7号くらい。冬になるほど大きくする。セットになった仕掛けもあるのではじめのうちはこのようなものを利用すると良い。
底の感触を想像しながら釣ると面白い。ずるずると引きずる感じでリールをゆっくりと巻いていこう。途中重く感じる場所がカケアガリだ。このカケアガリにてヒットすることが多いので覚えておこう。
根掛かりをする場合は何かにあたる感覚があったらすぐに竿上げて障害物を回避しよう。こまめにリールを巻いて確認することが大切だ。
基本は動いてるものに反応するが、しばらく動きをとめて待ってみるのも有効だ。
シーズン中はハゼの食いつきも上がるしサイズも大きくなる。細かいことを考えずに連れてしまう醍醐味もあるので、気軽に竿をもって河口へ出かけてみよう。
連れたハゼの調理はワタをとって天ぷらにするのが簡単で美味しい。鉄板の調理法だ。