KCJK 気になる調査と実践の記録

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レコードを聴こう! レコード再生に必要な機器とおすすめのフォノイコライザー

00年代後半より、レコードの良さが徐々に見直されてきています。アーティストがアルバム発表時にレコード版を作ったり、過去の名盤のリマスターを再度レコードとしてリリースしたりしています。

また市場にはレコードがあふれています。CDやデジタルデータに代替され、かつてのコレクターたちが場所を取るなどの理由で手放すことも増えている。この動きによって私のような現世代のレコード愛好者が生まれているのです。

さて、レコードを聴くにはどうしたらいいのでしょうか? どんな機械を買うべきなのか? 検討していきましょう。最後におすすめのフォノイコライザーを上げておきます。

レコード再生に必要な機器

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レコードの音楽は以上のような機器が必要になります。

  • ①レコードプレイヤー(ターンテーブル)
  • ②フォノイコライザー
  • ③パワーアンプ(プリメインアンプ)
  • ④スピーカー

①のレコードプレイヤーは分かりますよね? 俗に言うターンテーブル。レコードを載せて回転させて針から音の信号を拾う機械です。

レコードプレイヤー
TEAC アナログターンテーブル チェリー TN-350-CH

TEAC アナログターンテーブル チェリー TN-350-CH

 

これががレコードプレイヤーです。写真はティアックのしっかりした作りのオーディオ機器として使用に耐えうる値段の製品です。試しに聴いていみたいとか、入れ込まない場合はもっと安いプレイヤーでも良いです。

次に②のフォノイコライザにつなぎます。

フォノイコライザーとは?

レコードプレイヤーから出る微弱な信号を元の波形に変換する機械です。レコードを聴くにはこの元の波形に変換する機能が必要です。RIAA変換。

CDが普及する前、レコードプレイヤー全盛時はこのフォノイコライザーの機能は③のプリメインアンプについていることが多かったです。しかしCDやデジタルデータ再生が主な再生ソースである現在は、コストカットのためにプリメインアンプからフォノイコライザの機能が省かれていることがよくあるのです。

そのために②のフォノイコライザーが必要になってくるのです。

整理します。

フォノイコライザーの要・不要

①のレコードプレイヤーにフォノイコライザー機能がついていない場合

最近の安いプレイヤーはプレイヤー側にフォノ機能がついているもの=プレイーヤーフォの一体型もあります。USBでの取り込みを売りにしている機種とかですね

ION AUDIO アイオンオーディオ / Max LP USBターンテーブル レコードプレーヤー IA-TTS-013
 

例えばこの機種なんかはそうです。この場合はフォノイコライザは必要がありません。

 

③のプリメインアンプにフォノイコライザがついてる場合

 アンプ側にフォノイコライザがついている場合もあります。

DENON プリメインアンプ プレミアムシルバー PMA-390RESP

DENON プリメインアンプ プレミアムシルバー PMA-390RESP

 

 ミニコンポを卒業してオーディオ機器入門用のアンプとして名高いDENONのPMA390です。アンプ側にフォノイコライザがついています。この場合はフォノイコライザは無くても聴けます。

自分の使っている機器にフォノイコライザ機能があるかないか確認してみてください。無い場合はフォノイコライザが必要となります。

またついていてもプレイヤーや安いプリメインアンプのフォノ機能はおまけみたいなものです。もっといい音で聴きたいならば個別にフォノイコライザー機能が必要となるでしょう。

おすすめのフォノイコライザー定番4選

とりあえずプレイヤーは実家に眠っていたとか、ハードオフで買った。とりあえずレコードの音を聴いていみたいと言う人は、いきなり良いものを買う必要はないと思います。それでもレコードがもつ音の良さは十分に味わえます。これを味わった上でレコードの音が趣向にあえばより良い価格帯、音の良いものを追求していけば良いでしょう。

audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ3
audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ3

audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ3

 

低価格帯の商品ですが、しっかりした外観と作りが特徴の本機です。クリアで素直な音が出る印象です。可もなく不可もなく。実売6000円前後

BEHRINGER PP400
BEHRINGER PP400

BEHRINGER PP400

 

もっと安くて良い場合はこちら。BEHRINGERの製品です。実験(笑)をする際などに一台あると便利なので持っています。こちらは最安の3500円程度。安い。

以上はレコードを鳴らして楽しみたい。あまり常用はしないけれど一台は持っておきたいとかプレイヤーが見つかったので取り急ぎ欲しいとかいう人向けですね。十分だと思います。

次には中価格帯。オーディオ機器として楽しめる物を紹介します。

audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ20
audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ20

audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ20

 

高音質FET入力によるRIAAイコライザー回路を採用。
MCカートリッジに対応。
振動に強い高剛性アルミ合金ボディ。
MM/MC切り替えスイッチ。

価格以上に十分な音がでます。これは2万円前後ですね。MMとMCの切り替えスイッチもあります。SN比等性能も十分です。コストパフォーマンスが高いです。

Cambridge Audio AZUR651P-BLK

 ケンブリッジオーディオのフォノイコライザ。使っているコンデンサーなどのパーツが良いです。以下のサイトから基盤が見えるのですが、明らかに丁寧につくっており好感が持てます。 

Cambridge Audio Azur 651P, pre phono dal prezzo abbordabile

デザインも高級感がありどっしりとしています。この値段で出していいのか心配になります。(2015年11月時点では¥ 26,987 でした)

まとめ

レコード再生に必要な機器とオススメのフォノイコライザーでした。2015年現在、入門としての定番は上記の通りです。なかでもAZUR651P-BLKを使えば間違いはないでしょう。私もメインはこれです。十分に音楽の楽しさを味わえます。

そこからオーディオ機器は底なし沼みたいな状況があります。もっと高いフォノイコライザーもありますが、最後のに行き着くさきで良いと思います(笑)それよりもソース(レコード)にお金を使いたいですね。