Windows 10 はなかなか良いOSだ。
一般発売から7月末で1年となる。個人的には些細な問題や周辺機器サードパーティのドライバの準備状況がごく一部遅かったこと以外は満足している。
Windows 10 に乗り換えるか?否か? 今一度必要スペックを確認しておこう。
2016年6月時点の情報です。
Windows 10の必要スペック
個人的にWindows 10が良いOSだと思う理由の一つに、動作スペックの低さが上げられる。Windows 10の必要スペックは以下の通りとなっている。
CPU:1ギガヘルツ以上
メモリ:32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB
HDD空き領域:32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB
グラフィックス カード:DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
ディスプレイ :800x600
Windows 10 の仕様とシステム要件 - マイクロソフト
64ビット版ではメモリ2GBと少し高めの要件があるが、他は古い PCでも動作するのがありがたい。これまでOSのアップデートといえばCPUやメモリなどより沢山の資源を必要とするようになるもの、すなわちアップデートはあまりせずにパソコンごと買い換えるというのがイメージだった。
推奨スペックどおりだと2007年くらいに出たcore2 duoなどのデュアルコアCPUを持っているパソコンであれば普通に使えるだろう。Windows XP → VISTA → 7 → 8 と時代を経た端末でも使えるのは素直に驚きだ。
Windows 10 にアップグレードするべきか?
巷ではWindows 10が半ば強制アップデートとなり、Windows Updateの際に勝手に入れ替わってしまうということが話題になってはいる。アップグレードするべきか?というのは利用しているアプリの対応状況や、業務利用の有無などで判断するべきなのは当然だ。
処理速度=パフォーマンスが優位に落ちることは無い。乗り換えコストとサポート期間の延長を考えると早々に乗り換えたほうが良いのではと思う。
一点注意したいのはタブレット端末でのアップグレードだ。Windows 8 時代からWindows OSでもタブレット端末も主流になってきた。これらの端末を使っている場合はアップデートしない方が良いだろう。独自ドライバで動作している可能性や、もともと用意されているHDD=eMMCのメモリ領域が少なく、OSの使用領域が増えてしまうからだ。
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Windows 10 Anniversary Update
2016年の夏に大規模なメジャーアップデート「Windows 10 Anniversary Update」が登場する。これは従来の表現ならばサービスパック=SP1と呼ばれるような大規模なアップデートになる見込みだ。必要スペックの変更などが入るかも注目している。
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