とても衝撃的なニュースです。
元横綱、北の湖。日本相撲協会会長の北の湖理事長が20日午後6時55分に死去されます。早すぎる急死。直腸がんによる多臓器不全で闘病中だったということですが、とても残念です。
横綱北の湖
北の湖理事長(本名 小畑 敏満さん)。1967年に初土俵。当時としては規格外の恵まれた体格が特徴でした。歴代最年少の21歳2ヶ月で横綱に昇進します。そこから10年以上通算63場所、横綱の地位に在籍し続けた大横綱でした。これは歴代一位の記録です。
優勝は24回。伝説的な横綱ですね。
その後は北の湖部屋を一代年寄として創設して後進の指導にあたっています。
北の湖理事長
当然のように相撲協会での要職を努めていきます。2002年には理事長に就任しました。巡業や公傷制度廃止などの改革を進めました。08年には大麻問題で辞任しますが、12年の理事選で二度目の就任となりました。その後は人気回復につとめて大入りの回数も飛躍的に増えました。
長い間理事長をつとめあげたのですね。
貧血のはずが・・・・
北の湖理事長がなくなったのは福岡市内の病院でした。もちろん相撲のためです。福岡市の福岡国際センターでの大相撲九州場所があるため、福岡に滞在していました。そして第一報として体調不良での緊急搬送とのニュースがはいってきました。
北の湖理事長:体調不良で救急搬送 福岡の病院に - 毎日新聞
この時は貧血で容体も安定していたようなのですが、その後悪化したようです。
死因は直腸がんによる多臓器不全ということでかなり厳しい状況だったのでしょう。7月にも手術を受けていらっしゃいました。強い横綱のこと最後の力で平然と見えるように公務にあたっていたのだと思います。白鵬の「猫騙し」問題の時もコメントがあったと思います。
早すぎる死、心よりご冥福をお祈りいたします。
力士と死
相撲取りの皆さんはその体と技術で我々を楽しませてくれますが、体に掛ける負担は相当のようです。早く亡くなる方が多い。なんとも居た堪れない気分になります。
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