日曜日のお楽しみ、下町ロケットの第7話が放送されました。
ガウディ計画編に突入した第2話目。テンポよくポンポンと話がすすんでいき、困難を乗り越え光が見えたかと思えば、また突き落とされるの連続。それでも立ち上がるガウディ計画プロジェクトの面々がとても素晴らしかった。今回もほんと面白かったですね。
下町ロケット 第7話 あらすじ
まずはTBS公式サイトの予告からチェックしてみましょう。
佃(阿部寛)の号令の下、新型人工弁「ガウディ」の開発に挑戦することになった佃製作所。佃はこのプロジェクトの中心メンバーとして、開発部から立花(竹内涼真)、加納(朝倉あき)、鈴木(堀井新太)の3人を、営業部からは江原(和田聰宏)を選出。立花をリーダーに据えて動き出した佃製作所のガウディチームだったが、失敗の連続により立花と加納は次第に投げやりになってしまう…。しかし、諦めきれない2人は佃とともに「ガウディ計画」の原点を見つめ直すため、福井へと旅立つ。
一方、椎名(小泉孝太郎)から、人工心臓だけでなく人工弁への参入を促された貴船(世良公則)は、一村(今田耕司)のもとを訪れ、「ガウディ」の共同開発を持ちかける。その話を聞いた一村は……。
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/story/s7.html
あらすじ
ガウディの開発がついにスタート。佃製作所として、熱く動き出した。佃の言葉が社員たちに響く。「子どもたちの未来と笑顔のために力をあわせてこのプロジェクトを実現しよう!」いいですね。プロジェクトスタート時の高揚感が伝わってきます。
ガウディ計画には3つの乗り越えるべき課題がある。当然だが技術があれば良いだけではない。この3つの壁への対処を迫られ続けながら解決して前に進んでいくのが今回のガウディ計画編の基本筋のようです。
- 技術の壁
- 資金の壁
- 認可の壁
見る際にアタマにいれておきたいですね。
さて認可の壁としてPMEA(お役所:独立行政法人医薬品医療器具総合機構)という公的組織が出てきました。医薬品、医療機器などの許認可をとることが必要。開発するに足る組織か事前面談が必要とのこと。2週間後に迫りあまり時間がないです。
真野くんから、一村さんが「貴船にコアハートを乗っ取られたこと」を聞かされる面々。直後一村のもとをその貴船が訪れました。「医療機器は金がかかる」と説く貴船だが一村はどのような判断を下すのか?
一村はガウディを自分の手で仕上げるとつっぱねる!
カッケー。しかしほんと悪いやつですよ、貴船さん。
貴船の前に現れたのはサヤマ製作所の椎名。今シリーズの悪役二人。椎名の策略はガウディ開発の桜田を攻めることだった。「勝つための法則をいかに見出すか」正しいことを言ってるんだけど感じが悪いです。
サヤマ製作所で6ヶ月180日の品質のものを作るのは・・・、佃製作所から引きぬかれた中里でした。しかし試作品も見せられないなんてキナ臭すぎるが。大丈夫かなプレッシャー掛けられる中里くん。
一方佃製作所では開発部の立花(竹内涼真)、加納(朝倉あき)、鈴木(堀井新太)が開発に取り組んでいた。しかし「血栓」ができてしまいます。それに立ち向かうリーダー立花くんがイケメンすぎます。そして佃がかけるハッパがまた熱い。まだこの時点では開発陣の心は折れません。
「物をつくるのはアタマじゃない、手とココロだ!」
今日の名言ですね。
さて貴船と椎名の二大悪党に加えてもう一人悪党が出てきます。PMEA の審査担当官という怪しげな人物。貴船と繋がりがあり「ガウディ計画」の審査をするチームの滝沢だった。
事前面談の日。桜田と佃製作所の規模の大きさに難癖をつける滝沢。かなり挑発をする。正式な財務諸表を出せと迫る滝沢。そして貴船と手を組むように迫る滝沢。すばらしい篠井英介さんの演技が最高すぎてほんとに腹立ちますね。
貴船の策略に気づいたガウディ計画の面々。一村教授は負けずに新たに策を検討するとのことです。
佃の家族団らんの時間もそわそわして落ち着かない。誰だよマサヒコくんってだれでしょう! ホント気になります。JAXS 帝国重工のバルブはコンペになった。佃 vs サヤマ はJAXS vs NASA だとJAXS内でもこの話でもちきりのようです。
マサヒコくん、ここでも。いったいだれなんだ。利菜の彼氏ということですが、今後話にどう関わってくるのか? まさか今回のシリーズじゃないにしろ仕事で関わってくることがあるのでしょうか?
帝国重工のバルブのコンペもきな臭くなってきました。こちらの件でも接待で暗躍する椎名社長。「すべて手に入れる」と豪語する椎名、悪い奴だけどカッコイイですね。
やはりサヤマ製作所で詰められる中里。しかも干されてるのバカリズムやんけ。と思いきや意外とバカリズムさんが理解ある出来る人な感じ。正義感ゆえに干されているかもしれません。サヤマが日本クラインに納品している現行品も品質が要件を満たしていないようです。
前回佃からみると裏切りを働いた中里ですが、中里側からサヤマの悪にたどり着く展開も面白そうです。
一方佃製作所の開発部も順風満帆とは行きません。繰り返される血栓に心が折れる開発部の面々・・・許認可の壁の前に立ちはだかる技術の壁。崩れ落ちるメンバーたちですが・・・。
サクラダのある福井行きで原点を探ろうとする。サクラダ側の取り組みを見て少し明るさを取り戻す開発部の面々でした。このシーン良かったです。
もう一つの壁、資金の壁も立ちはだかります。資金が半年しかもたないことが判明。アタマを下げる桜田です。
福井行きは続きます。真野、そして一村の元を訪れる面々。現場に触れて理解する。一村に励まされる面々。なんかこのあたりが良かった。一村の原動力は笑顔だそうです。
手術に立ち向かう少年と一村の姿に再度、開発への思いを高める立花たちでした。やる気がみなぎってきたようです。
危機を乗り越え再度PMEA事前面談へ挑むガウディ計画チーム。財務諸表OK。開発もOK。製造販売の認可。しかし滝沢は甘い男ではないです。悪いやつです。
一難去ってまた一難。
今度はパートナー大企業を見つけなければならない。
啖呵を切った佃で7話は終了でした。
感想
今田さんの演技がなんかヘボい感じがあいかわらず。一村は強いって言ってるんだけど弱そうなんだが・・・。でもリアルさがあるかも知れません。世良さんは相変わらずカッコイイです。悪いやつですけど。
サヤマの閑職に追いやられていたバカリズムさんは今田さんより演技うまかったかなと思います。前回は視聴者のヘイトを貯めるだけだった中里くんももしかして正義に目覚める可能性があるのかなと思って、少しワクワクします。
今回一番良かったのが、心折れた開発部の面々が再びやる気を取り戻す一連の流れです。エンジニアというのはなかなか実際の利用現場に出ることはないかも知れません。そこで実際に使用している状況や、必要としている人を見て自分の仕事の意義を再確認する。
これは私も実感があるので、リアルに迫る話だなと思いました。要は自分の仕事が最終的にどう使われてるのか?エンドユーザーと触れ合うのってとても大事だよねってことです。
それにしてもこのドラマは悪の描写がすばらしいですね。滝沢役の篠井英介のハマりっぷりが凄いです。池井戸潤作品ならではというか、この悪い小狡いやつらが、泡を吹く瞬間を期待しちゃいますね。
7話見逃した方。録画していない方はこちら
下町ロケット 第7話|TBS FREE by TBSオンデマンド|TBSテレビ
今週中、12月6日の21迄であれば7話を見ることができます。TBSの公式サイトですし画質もまあまあ良いです。
下町ロケット 第8話 予告編
一度は挫折しかけた人工弁の開発に、気持ちも新たに取り組む決意を固めた立花(竹内涼真)と加納(朝倉あき)、鈴木(堀井新太)ら。そんなある日、桜田(石倉三郎)から資金繰りが行き詰まったことを聞かされた佃(阿部寛)は、ガウディ開発チームほか、山崎(安田顕)を集めてミーティングを行う。自社の開発資金が持ち出しの状態ではリスクが大きいと殿村(立川談春)は心配するが、佃は開発を進めるようガウディチームに伝えた。
一方、帝国重工のコンペまであと三週間と迫っていた。ロケットエンジンのバルブ供給は佃製作所にとってビジネスの本丸であり、絶対に奪われてはならない。打倒、サヤマ製作所に燃える佃製作所の面々だったが、突然、帝国重工の富山(新井浩文)から、燃焼試験の日取りを一週間早めてほしいと佃に連絡が入る。猛然と抗議する佃だったが日程を戻すことはできず、埜村(阿部進之介)らバルブ開発チームは、短縮されたスケジュールでコンペに臨むことに…。
そんな折、ある開発がようやく形になり、その試作品を披露するため佃は財前(吉川晃司)を会社に招く。
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/story/s8.html
公式サイトでは早くも予告編が公開されいます。ガウディ計画とバルブ開発、二つとも困難に襲われそうですね。ヤキモキです。次回もとても楽しみです。
下町ロケット 原作
原作はこちらです。今回の「ガウディ計画編」は11月5日に出たばかりの新刊です。ドラマを見て続きをどうしても知りたい!原作と比較しながら観たい!と言うニーズにピッタリですね。うまい売り方です^^
初版は30万部だったが早々に捌けて、はやくも10万部の重版が決定、発売一月以内で40万部の大ヒットです。凄いわ。
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