2016/6/9 更新です。
最近、流行っているのが「ハイレゾ」という言葉。にわかに耳にする機会が増えたことと思います。
これはハイレゾリューション=高解像度の略です。今までのCDよりも倍のデータ量でCD音源よりもより高音質な音楽が楽しめるというものなのです。
今まで音楽マニアやパソコンマニアのものだったのが一般化してきました。でも、どんな機械を買ったらイイのか分からない、どんな環境聞いたら良いのか分からないって方も多いと思います。
私はパソコン関連に強い仕事をしているためよく分かるのですが、同じ音楽鑑賞・オーディオ趣味を持つ人からは「試したいけどよくわからん」という声を聞きます。
というわけで初めての人でもよく分かる、これがオススメというハイレゾオーディオプレイヤーを紹介していきます。
軽くおさらい ハイレゾとは?
ハイレゾはCDよりも情報量の多い音楽ファイルのこと。パソコンやハイレゾ対応のオーディオ機器で扱えるデータ形式。ファイルサイズの容量は大きくなりますがその分情報量が多いためCDよりもクリアにより、音のリアルさが高まった音源になります。
ファイルの形式は現在2種類のタイプが流通しています。
- リニアPCM系・・・WAVファイル、FLACファイル
- DSD系・・・DSD
DSDはいぜんに流行したSACDと同じ系統。リニアPCM系はCDと同じ系統。これ豆知識。
ハイレゾデータはどこで手に入るのか?
有名なところはe-onkyo や mora。これらのサイトでファイルを買うことになります。
ハイレゾ|音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~
ハイレゾのに必要な機器は?
上記のようなサイトで音源を買う。オッケイ。
さて再生する機械が必要です。プレイヤー。
まず必要なのが「音源」と「プレイヤー」です。
*ちなみにDAP「ディーエーピー」と呼ばれたりします。デジタルオーディオプレイヤーの略。何? と思ったらこれらの機器を指していると思ってください。
というわけで今回は気軽に使いやすい「ポータブルタイプのプレイヤー」を紹介します。サクっと導入して実感しやすい! 最初はポータブルタイプをオススメします。
USBDAC+プレイヤータイプ
TEAC ポータブルアンププレーヤー ハイレゾ音源対応 ブラック HA-P90SD-B
- 出版社/メーカー: ティアック
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: エレクトロニクス
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こちらはUSB-DAC機能プラスMicroSDカードによるプレイヤー機能も備えた多機能な製品。ヘッドホンアンプとしても利用ができます。値段に比べて非常に充実した機能が特徴の製品です。パソコンやスマホと連携するUSB-DACとしての利用も考えている方におすすめです。
※DACとはDigital Analog Converter の略。デジタル・アナログ変換する装置のことです。この場合はPC上のデジタルデータをアナログ化してスピーカーやヘッドホンで聴けるようにする装置です。DACとの接続方法がUSBであるということです。
定番のポータブルハイレゾプレイヤー
とにかく「定番で安定して使える商品が欲しい」方はこちらがおすすめ。
Fiio X5 です。「フィーオ」と読みます。レコードのようなデザインは操作しやすい可動するホイールです。そして真ん中の大きなボタンが特徴。直感的に使いやすいです。
128GBのマイクロSDカードを2枚さすことが出来ます。256GBの大容量になるのでハイレゾでも十分な量のアルバムが入ります。
昨年にバージョンアップして第2世代になりました。先ほど説明した「リニアPCM」と「DSD」が両方再生できます。DSDを変換せずに楽しめるのが本機の売りです。
音質も暖かくて効き疲れの無い満足できるものです。
まず第一にFiioの購入を検討してください。
こだわり派 向け
さてココからはこだわり派の方向けの内容です。
こだわり派の方のためにあと二つのプレイヤーを紹介します。
「せっかくだから高級機」という方のために
世の中にハイレゾブームを巻き起こした Asterll&Kern の製品、AK100IIです。
読みにくいけどアステルアンドケルンと読みます。
こちらのブランドは高級機路線で有名です。これも十分なお値段(今ならAmazon 最安で¥77,092!)ですが、一番ハイエンドなプレイヤーAK380-256GB-MT は45万円くらいします。
Wi-Fiストリーミングによるハイレゾ再生、USB-DAC機能、光デジタル出力、Bluetooth4.0対応。独自技術Astell&Kernアンプ搭載。アルミボディ採用。付属ケースはスタイリッシュなイタリアンポリウレタンレザーを採用。
機能十分ですね。
もう一つは「ソニー」を愛する人向け。
ウォークマンから脈々とポータブルオーディオを開発し続けるソニーもハイレゾプレイヤーを発売しています。
SONYのハイレゾ対応ウォークマン NW-ZXです。ミドルクラスの普及価格帯プレイヤーではながらくappleのiPodに譲ってたけど、ここ数年は盛り返してきています。
これは最近出た機種。非アンドロイドで余計な機能を省いて音質向上が図られています。ソニー派はこちらで勝負!
注意事項
さて、ハイレゾプレイヤーを購入したところで必要なのは「イヤホン」や「ヘッドホン」です。
悩ましいのが世の中に「ハイレゾ対応」を歌う「イヤホン」や「ヘッドホン」があることです。
「ハイレゾ対応」でないと今まで使っていたイヤホンやヘッドホンが使えないのか? と思われる方が多い。
答えは「そんなことは無い」です。どんなイヤホンやヘッドホンでも再生ができますし。今までとは違うサウンドが味わえるでしょう。
海外の有名なイヤホン、ヘッドホンメーカーは「ハイレゾ対応」などと冠を打った商売はしていません。
まずは手元のイヤホンで試してみるのが良いでしょう。
おわりに
というわけで4つのプレイヤーを紹介しました。
基本的なおすすめは2番めに紹介した FiiO X5 になります。
音源も様々なものが生まれてきています。新譜や名盤が続々リリースされています。CD音源と聴き比べてみると確かにリアルさが違って興奮します。CD登場から30年、停滞していた世界が広がる感覚が味わえます。
1つ、安定しているものを選んで使ってみましょう。そこから他の機種やヘッドホン、イヤホンを検討するのが良いです。
みなさんの良い音楽ライフに幸あらんことを!
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