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プロ野球 2016年 各球団の戦力外通告選手

10月に入った。早いもので2016年もあと3ヶ月だ。そしてプロ野球のレギュラーシーズンも残り数試合を残すのみとなった。シーズンの順位の趨勢はあらかた決着がついた。 

目下の注目はこの時期だからこそ出来る新戦力を来季に向けて試すことや、個人タイトルの争い、そして長きに渡りチームをささえて来た選手の引退試合となる。 2016年シーズンも球界を沸かせてきた多くの選手が引退することなった。

10月は別れの季節なのだ。

もうひとつの別れの形がある。そう、「戦力外通告」である。 花道として引退試合を用意してもらえる選手ばかりではない。より多くの選手が戦力外通告を受ける形で所属した球団を去っていく形となる。 結果を求められるプロスポーツ、野球選手の厳しさの一旦が垣間見える。

※戦力外という言葉は厳しい。正しく言うならば「所属球団から来季の契約を結ばない」ということ。選手たちには申し訳ないがここでは便宜上使用させていただく。

ここでは2016年に戦力外通告を受けた選手たちを各球団ごとにまとめて行きたい。球団発表がある選手と報道発表についてもあわせて。引退選手についても載せていく。 選手たちがどうなるか? その去就についても追いかけて行きたい。

10月1日 更新  

戦力外通告

第一次戦力外通告と第二次戦力外通告がある。第一次戦力外通告は10月1日から7日までに発表されるその年の第一弾の戦力外通告だ。ひとまず10月1日現在は第一次戦力外通告の時期となる。

第二次戦力外通告はクライマックスシリーズ終了後から日本シリーズ終了の翌日までとなる。第二次に向けては秋季フェニックスリーグなどの状況や移籍・補強を鑑み、各球団戦力構想を検討していくこととなる。

横浜DeNAベイスターズ

戦力外・退団選手

  • ジェイミー・ロマック 選手
  • マイク・ブロードウェイ 投手

ベイスターズは悲願のクライマックス・シリーズ進出を果たした。その中でロマックとブロードウェイの二人は早々に帰国した。外国人補強に課題のあるシーズンであった。

引退選手

  • 三浦大輔 投手

今シーズン一番の話題は球界最年長。番長三浦大輔投手の引退だ。9月29日の引退試合は先発でまさに燃え尽きるという記憶に残る三浦らしい引退試合であった。

東京ヤクルトスワローズ

戦力外・退団選手

  • 新垣渚 投手
  • 川上竜平 選手
  • 田中雅彦 捕手
  • 寺田哲也 投手
  • 松井淳 選手
  • 木谷良平 投手
  • 田川賢吾 投手
  • 児山祐斗 投手
  • 中元勇作 投手

昨年の首位から4位に陥落した東京ヤクルトスワローズからは一挙に9選手の退団が報道されている。 やはり投手陣の整備が課題ということで今オフの補強も投手を中心としたものになりそう。新垣渚投手は山中投手とともに14年に入団した。山中投手は今シーズンもローテーションに入る活躍を見せたが新垣投手は不本意なシーズンとなった。  

引退選手

  • 森岡良介 選手

まだ32歳という年齢。しかしチームの続々と当確を現してくる野手事情もあり引退する運びとなった。

阪神タイガース

戦力外・退団選手

  • マット・ヘイグ 選手
  • 筒井和也 投手
  • 坂克彦 選手
  • 岩本輝 投手
  • 柴田講平 選手
  • 二神一人 投手
  • 佐村トラヴィス 投手
  • 一二三慎太 選手
  • 小嶋達也 投手
  • 鶴直人 投手

10月1日、一挙7人の戦力外通告を発表。

引退選手

  • 鶴岡一成 選手
  • 福原忍 投手

金本監督体制1年目の今期は新たな戦力の発掘に力を入れた。 鶴岡選手、福原選手二人ともまだやれるのではという思いはある。

中日ドラゴンズ

戦力外・退団選手

  • 大場翔太 投手
  • 西川健太郎 投手
  • 川崎貴弘 投手
  • 呉屋開斗 投手
  • 石垣幸大 投手

10月1日に大場投手、西川健太郎投手、及び育成契約選手3名の戦力外通告を発表。呉屋開斗 投手はまだ1年目だった。

引退選手

  • 雄太 投手
  • 岩田慎司 投手
  • 多村仁志 選手

不本意にも4年連続Bクラスとなったドラゴンズ。その前の強かった頃にしっかりと投手事情を支えた二人の引退は寂しいものがある。 また昨年育成契約選手としてドラゴンズと契約していた多村仁志選手も現役引退となった。

広島東洋カープ

引退選手

  • 倉義和 選手
  • 廣瀬純 選手

首位カープ。チームは25年ぶりにセリーグ優勝を果たした。 その間チームが苦しい時期を支えてきた倉選手、広瀬選手の引退が重なるのは感慨深い。

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オリックス・バファローズ

戦力外・退団選手

  • トニ・ブランコ 内野手
  • エリック・コーディエ 投手
  • ブライアン・ボグセビック 外野手
  • ブレント・モレル 内野手
  • パット・ミッシュ 投手
  • マット・クラーク 内野手

オリックス・バファローズは今期は低迷してしまった。期待されていた外国人選手がディクソン投手をのぞいてまったく仕事をしなかったのが原因でもある。 そうそうに6人の退団が報道されていた。

引退選手

  • 小松聖 投手

北海道日本ハムファイターズ

戦力外・退団選手

  • 須永英輝 投手
  • 大塚豊投手

ファイターズ、巨人でプレイした須永投手と大塚豊投手の2名に通告。

引退選手

  • 武田勝 投手

劇的な大逆転での優勝を遂げた北海道日本ハムファイターズはかつての柱である武田勝投手が惜しまれつつ引退。

千葉ロッテマリーンズ

戦力外・退団選手

  • 大松尚逸 選手
  • 青松慶侑 選手
  • 川満寛弥 選手
  • 伊藤義弘 投手
  • 吉原正平 投手
  • 香月良仁 投手
  • 木村優太 投手

CSに向けて準備をすすめる千葉ロッテマリーンズだが、5選手が戦力構想から外れているとの報道があった。 このタイミングでの退団報道では一番驚きのある選手が大松尚逸選手だろう。確かに近年の結果は芳しくなく怪我もあるとは言え、引退の方向もあるのは残念。10月1日時点では大松の球団発表なし。

引退選手

  • サブロー選手

千葉ロッテマリーンズはサブロー選手が引退。引退試合の大歓声と最終打席の鮮やかな2ベースには驚いた。

埼玉西武ライオンズ

戦力外・退団選手

  • 木村昇吾 選手
  • 竹原直隆 選手
  • 中﨑雄太 投手 
  • 山口嵩之 投手
  • 宮田和希 投手

10月1日のライオンズの発表は衝撃が大きい。FAで紆余曲折を経て入団した木村省吾選手や昨年の戦力外通告から一転ライオンズへ入団を決めた竹原直隆選手の戦力外通告。

 

引退選手

  • 岡本篤志 選手

西武はブルペンリーダーとして中継ぎを引っ張ってきた岡本篤志選手が引退。

東北楽天ゴールデンイーグルス

戦力外・退団選手

  • 後藤光尊 選手
  • 長谷部康平 選手
  • 山内壮馬 選手
  • 岩崎達郎 選手
  • 金無英 選手
  • 高堀和也 投手
  • 坂谷啓生 選手
  • 榎本葵外野手

後藤光尊選手は戦力構想から外れている内示を受けている。現役続行の意志あり。また10月1日に7名の選手の通告を行った。長谷部投手は先日のラストチャンスを生かすことが出来なかった。

引退選手

  • 栗原健太 選手
  • 川井貴志 投手

カープから移籍した栗原健太選手。新天地での復活はならず引退する運びとなった。

●●● 後記

各球団戦力外となった選手すべてがプロ野球を引退するわけではない。あらためて戦力外という言葉は厳しいものであるが、他球団との交渉が可能となった事実もある。戦力外選手を大将とした12球団合同トライアウトはもちろん、独立リーグ加入、米マイナーリーグ加入、社会人野球などで選手を続けていく形も近年は多く見られる。 引き続き選手たちの去就についても見守っていきたい。

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