２０１６年シーズン限りで引退するプロ野球選手たち【2016年-2017年オフ】

プロ野球２０１６年シーズンも終わりだ。

９月２３日時点でセリーグは広島東洋カープの優勝が決まり、パリーグも北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスのデッドヒートは大詰めでファイターズにマジックが点灯した。

届いてくるのは順位決定の悲喜こもごもだけではない。別れがある。引退や戦力外通告によって球界を去る選手たちがいる。かつて球場を沸かせてくれた選手たちがいなくなってしまうのは非常に寂しい。プロ野球のシーズンは日本の四季にマッチしていると思う。秋、ファンは落葉と同じ、いやそれ以上に別れの季節の寂しさを感じるものだ。

※ 10/1 第一次戦力外通告解禁

プロ野球 2016年各球団の戦力外通告選手 - KCJK 気になる調査と実践の記録

今年、２０１６年シーズンの引退選手、ひとまず球団から会見などで発表された主だった選手について各球団ごとに一覧にまとめてみた。

横浜DeNAベイスターズ

三浦大輔投手

今シーズンの引退で大きな衝撃となったのがチームを何年も支えてきた男、三浦大輔の引退表明だ。ベイスターズは今年、悲願とも言えるクライマックス・シリーズ進出を果たした。 90年代から2000年、2010年代・・・、25年もの間チームの主力として活躍してきたこの男の引退。

「まだやれる、やってほしい」というのはファンの願いでもあるが球界最年長投手でもありオフには４３歳となる年齢。昨年引退した山本昌がいるため感覚が狂っているが年齢的にはギリギリまでプレイしてくれた感もある。

横浜DeNAベイスターズ三浦大輔投手現役引退〜引退試合はハマスタ最終戦での先発登板 - KCJK 気になる調査と実践の記録

阪神タイガース

福原忍投手

阪神タイガースは福原忍選手の引退を発表した。先発から中継ぎと非常に長い間チームの投手事情を支えてきた好投手だ。先発時代にはリーグ優勝にも大きく貢献し１１年からの中継ぎ転向後はベテランの域に達しながら５年連続５０試合登板という記録を打ち立てた。正直なところ昨年までの活躍を見るに今年いきなり引退というのは驚きも隠せない。今後はコーチ職も用意されている見込み。

「引退試合」は今季最終戦となる１０月１日・巨人戦（甲子園）が濃厚だ。

http://news.livedoor.com/article/detail/12052852/

中日ドラゴンズ

雄大（川井進）投手
岩田慎司投手

９月２３日、中日ドラゴンズから２名の投手の引退が発表された。３６歳となる雄大投手と２９歳の岩田慎司投手である。雄大投手といえば2009年シーズンの連勝記録を思い出す。岩田慎司投手はロマンあふれる無回転フォークを投げていた。以下の動画はまさに魔球のソレ。

岩田慎司の無回転フォーク - YouTube

この二人の投手は伏兵的に強かった時代の中日ドラゴンズを支えて来たと思う。今やすこしなつかしい。

広島東洋カープ

倉義和捕手
広瀬純外野手

2016年シーズンを中盤から後半にかけて破竹の勢いで独走したカープからは二人の選手の引退が発表された。渡米前の黒田投手のパートナーとして名高い倉義和捕手。今シーズンは2軍バッテリーコーチ兼任選手として現役を続けてきた。広瀬良和選手、ながらく守備面と確実な打撃でチームを支えてきた。しかし若手選手の台頭により昨シーズンから一軍出場は無かった。

カープの優勝決めたシーズン、低迷期を支えたこの二人の姿が見られなかったのは少し複雑な気分だったのではないだろうか？二人の引退セレモニーは9月25日のマツダスタジアムにて予定されている。