冬になると悩まされるのがフロントガラスの凍結です。
冬真っ盛り。私の住んでいる地域は雪国ではありませんが、それでも寒波が押し寄せていて毎朝はとても寒くなります。
こんな朝に車を動かすときに困るのがフロントガラスの凍結です。
パリパリに霜が降りたり凍ってしまったりして前が見えない。とてもじゃないが運転なんて危険すぎて出来ません。しばらく出発ができなくて、ただでさえ忙しい貴重な朝の時間が削られてイライラMAXです。路面状態が厳しいこともあるのでちょっと危険ですね。
この記事では車のフロントガラスの凍結を防止する方法、そして凍結してしまった場合の解凍方法について書いていきます。
「予防」と「対処」の二つの観点ですね。
フロントガラス凍結の予防
前日の入庫、駐車時から以下のことに注意しましょう。なにも対処していない場合と比べて差が付きます。
1. 車の駐車向き
フロントガラスを朝日の方角に向て駐車しておくこと。
すごく基本的なことですが、フロントガラスを朝日の方角に向けましょう。可能な限り朝日の昇る方向南東方面を前にして駐車すること。
同じ駐車場に停車していても何時までたっても凍ったままの車があったりします。これはたいていは向きの問題が大きいです。夜帰ってくるときに面倒でも駐車向きを考えて車庫入れしましょう。道具もいらないのでまずはこれから。
2. 凍結防止 カバーシート
このような凍結防止シートを使用しましょう。
夜自宅に戻った時に、シートを被せるのは多少面倒ですが掛けておくと翌朝が違います。酷い日はカバーしていても凍ってしまう場合もありますが、カバーしないよりはずっとよい。
この製品の場合はサイドミラーの凍結防止も兼ねています。さらに夏場は日除けにも使えるというすぐれもの。磁石で比較的カンタンに保持できるのも特徴です。
シートを利用する上での注意点は。昼のうちにシートを乾かしておいたほう良いです。助手席などで乾かしながら走ったりして翌朝も使えるようにしておくこと。濡れたままだと凍結を助長したり張り付いてしまうことがありますので要注意。
3.フロントガラスの清掃
日頃からのコマメな凍結防止策として汚れなどは落としておきましょう。汚れた部分は水が貯まるのでそこから凍結しやすくなります。
ガラコなどの撥水コーティングも有効です。こちらは凍結防止というよりも凍結したときにはがしやすくなるというメリットです。
SOFT99 ( ソフト99 ) ウィンドウケア 超ガラコ 70ml 04146 [HTRC2.1]
- 出版社/メーカー: ソフト99(SOFT99)
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
フロントガラスの解凍
入念に備えていても凍ってしまう場合があります。ここからは既に凍結してしまった場合の対象方法です。
1. 暖気運転
とにかく暖気しましょう。エアコンをONにしてデフロスターモード=フロントガラスを温めるモードにしておく。
暖気はフロントガラスだけでなく、車全体に過度な負荷を掛けないことにも有効です。冷えきったパーツでの発進は車にとって負荷が高いです。
以下二点に注意して暖気しましょう。
- 雪が積もっている場合はマフラーの雪を取り除いておくこと。一酸化炭素中毒の事故が毎年起きています
- 基本は暖気 + 解氷作業に入りますが、エンジン掛けっぱなしなので誤発進などの事故に気をつけましょう。
2.解氷スプレー
氷を溶かす専用スプレー、「解氷スプレー」を使いましょう。霜や氷を面白いように溶かしてくれます。
これは本当にそこそこ効果です。使ったことがない方やお湯をかけている方は試してみてください。ぬるま湯をかけてるそばから凍っていく再凍結もこういったスプレー製品なら防いでくれます。
解氷スプレーの定番品。古河薬品工業(KYK) 解氷スプレーです。ガラスコーティングした車の解氷にも利用できます。
3.スノースクレイパー
カー用品店で良く見る雪下ろしのスノーブラシとセットになった製品を使いましょう。解氷スプレーとスクレイパーの組み合わせがあれば、凍結してしまった際の対処はスムーズになります。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スノーブラシ STD M-9264
- 出版社/メーカー: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: スポーツ用品
- クリック: 20回
- この商品を含むブログを見る
フロントガラスの解氷作業でやってはいけないこと
- 熱湯をかけること。これはよく見る光景ですがNGです。フロントガラスが割れる可能性があります。
- かけるならぬるま湯。40度くらいのものです。ただしあまりに外気が冷たい場合には見るまに凍っていきますので逆効果な場合もあります。
- ワイパーを動かすこと。ワイパーも凍っています。ワイパーゴムの劣化につながりますので避けたほうが良いでしょう。
おわりに
朝、あわてないためにも日頃の備えが一番ですね。
道具を備えて車に積んでおくとよいでしょう。凍結防止カバーで予防しつつ、解氷スプレーとスクレイパーは改めておすすめです。