カセットテープを大量にお持ちの方がいらっしゃると思います。昔とった貴重なラジオ番組のエアチェックテープ(笑)や自分で編集したベスト・アルバムなど思い出が詰まったカセットテープ。
これらのカセット音源、いざ再生しようとなると機械を動かしたりカセットの交換が面倒だったりっで保管しておくだけになってたんすの肥やしになっている方も多いのではないでしょうか?
出来る限り早めにデジタル化しておきたいところです。
2018年5月 記事更新
カセットテープ資産の問題点
カセットテープ保管で起こりがちな問題点を考えてみました。
- 保管場所を取る
- 再生が近年のデジタル機器にくらべて面倒(テープ交換、早送り、巻き戻しなど)
- 年々再生可能な機器の生産が減っている
- 機器の販売終了、カセットテープの販売終了が相次いでいる
- 手持ちの機器も壊れる。修理するのも難しい。(ラジカセなどはゴムベルトやギアなど劣化する部品も多く、メーカーも長期にわたり補修部品を保管してはいない)
- 音質の劣化が心配
- 結局、貴重な音源にも関わらず聴かない
特に最後の一つ、せっかく録音しているものを聞かないってのが結構な損失です。こんな状態になっている方も多いと思います。私もその一人でした。
対策としては早いうちに貴重なテープについてはMP3などのデジタルデータ化しておくことをオススメします。現在はPC・スマホ・DAPなど手軽にデジタルデータを扱えるプレイヤーがあります。テープ保管のみよりも聞く機会は増えるでしょう。
カセットテープのデジタル化のメリット
デジタルデータ化しておけば、先ほどのカセットテープ保管で起こりがちな問題点が解消されます。
- 物理的な保管場所が減る。押入れ、物置がすっきり!
- パソコンやその他の音楽プレーヤーで再生できる!
- 扱いやすくなるため聴く機械が増える!
- 音質の劣化は心配ない(さらに取り込む過程で音質をクリアにすることも可能!取り込みと音質向上の両立)
- データとしてバックアップが可能なため、複製保存が簡単で安心!
いいことばかりですね。
また趣旨からはズレますが保管作業で新しい機器やソフトウェアを試したりするのも楽しいものです。音質向上やノイズの除去なども試せます。趣味として自分のライブラリを充実させていくような楽しさがあるんですよね。私もそういうのが好きです。
今はカセットテープをデジタル化してくれる業者によるサービスもあります。しかし業者に頼むのも良いですが、数が増えると金額だってバカにならない額になります。ということで自宅で出来る方法を検討しましょう。
カセットテープのデジタル化にはいくつか選択肢があります。機器ごとに特徴がありますのでいくつか紹介していきます。
カセットテープ変換プレイヤー でデジタル化する
簡単な方法が専用のカセットテープ変換機能がついたプレイヤーを利用することです。専用機器というと高いように感じるかも知れませんが、カセットテープをデジタル化したいという需要は非常に多く、格安でいくつかの種類が出ています。
サンワダイレクト カセットテープデジタル化 コンバーター 400-MEDI002
サンワダイレクト カセットテープ MP3変換プレーヤー カセットテープデジタル化 コンバーター 400-MEDI002
- 出版社/メーカー: サンワダイレクト
- メディア: エレクトロニクス
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サンワダイレクトのカセットテープデジタル化コンバーター、400-MEDI002です。記事執筆時点でAmazonのポータブルカセットプレイヤーランキングのベストセラー1位にも輝いています。
本製品を手持ちのパソコンとUSBケーブルでつないで簡単操作。Windows用の専用ソフトで簡単にカセットテープのデジタル録音が可能です。保存形式はMP3・WMA・WAVに対応しています。*MacでもQuickTimeなど録音可能なアプリをつかえば問題なく利用できます。
PCと接続して簡単に利用できるのが特徴です。
さらに(あたりまえかもしれませんが)普通のウォークマンとして使用することもできるんです。いざと言う時のカセットテープの再生機器としても使えるのです。
PC不要 Tonor カセットテープ デジタル化MP3コンバーター
こちらは上に紹介した機種に似ていますが、PC不要で直接MP3に変換できる高機能なものになっています。
カセットテープの音源をmp3に簡単に変換し、直接にUSBメモリに保存できます。
変換するときはPC不要で、他の型番により、もっと便利。
保存したMP3ファイルはスマホ、パソコン、ipodなどあらゆるの機器で聴けます
こちらはパソコンを使用せずとも直接USBメモリに保存できる商品なんです。ソフトなどが必要なくUSBメモリへ一台でMP3形式で保存できる大変便利な機器です。
もちろんこちらも通常のポータブルプレーヤーのようにカセットテープの再生機器として利用可能です。
パソコンでの作業が面倒というイメージをお持ちのかたはこちらの商品がおすすめです。もちろんUSBメモリ保存なので録音してからパソコンに移すこともできます。
CDラジカセ でデジタル化する
最近は珍しくなってきたCDラジカセですが、ソニーや東芝より現行新品でも手に入る製品が発売されています。
ソニー CDラジオカセット メモリーレコーダー CFD-RS501
こちらはSONYの製品。2015年7月に型番が新しくなった最新モデルです。カセットの音源を直接USBメモリやSDカードに保存できるラジカセです。もちろんパソコン不要で動作します。
この製品の特徴はカセットテープだけでなくラジオやCDからも録音可能です。さらに大きな特徴としてUSBメモリ以外にSDカードにも録音が可能なのです。SDカード対応になっているが大きいです。
もちろんSDカードやUSBメモリに保存されているデータも再生することが出来ますす。メーカーもソニーでしっかりとした作り。メタリックなデザインもかっこよく、上部に液晶ディスプレイがついているので今何をやっているのか?を簡単に把握することができます。
普通にラジオやCDの再生機器としても十分な性能です。さらにラジオ録音が便利で10件まで時間や放送局や曜日を指定して予約録音ができます。この製品はほんとおすすめです。
東芝 ラジカセ TY-CDX9
こちらは東芝のカセットテープ再生機能がついたラジカセ。USBメモリやSDカードに直接録音できます。ソニーの機種よりも価格が低めなのでデザインや予算で勘案して決めると良いでしょう。テープを大量にお持ちの方はパソコンと独立して作業可能なこれらの製品を使うのが良いですね。
I-O DATA USB接続オーディオキャプチャー AD-USB
I-O DATA USB接続オーディオキャプチャー AD-USB
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- 発売日: 2010/11/30
- メディア: Personal Computers
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
こちらはちょっと詳しい方にオススメの商品です。カセットテープの再生デッキの方この商品がおすすめです。カセットデッキのRCA(赤白)ケーブル出力やラジカセのラインアウトなどをパソコンに取り込む際に便利なケーブルです。
本製品はカセットだけではなくレコードプレーヤーなどとも接続できます。
再生機器 → 本ケーブル(AD-USB) → パソコンのUSB
以上のようにUSB接続で簡単にパソコンに接続できます。付属している録音ソフトも簡単な操作です。カセットに限らないあらゆる音の録音にはこのケーブルをオススメします。
なお、本製品の発売は2010年と発売から5年以上購入されて続けているベストセラーです。多数の方が利用されている良い意味で枯れた実績のある商品というところもオススメポイントですね。
カセットデッキとCDレコーダー
パソコンを使わずに「直接CDに保存」できるレコーダー。より本格的なオーディオ機器。
CDに録音、またはカセットへ録音することができるコンビネーションレコーダーです。録りためたカセットテープや収集したアナログレコードを音楽用CD-R/RWに録音することが可能です。
また、フォノ入力にも対応していますので、レコードからカセットまたは音楽用CD-R/RWにも録音が可能です。
分かりやすいかつ長く使える高品質なものを求めるならこの製品が一番。価格も 新品で5万円以下と実用性に準じた常識的な範囲に収まっているのが良いですね。
おわりに
VHSビデオテープやレーザーディスクなどアナログ映像のデジタル化やレコード音源のデジタル化についても記事に書いています。あわせてお読みください!
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